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『でじかめ温泉』
デジタルカメラ,写真についてのコンテンツです。
ごゆっくりおくつろぎ下さい。
これまで人の方々に来ていただいています(2000年7月以来)
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このページは現在、「どこへでも持ち歩きやすい小型」で「高画質」なデジカメの話題が中心となっています。
よい写真に「高画質」は絶対必要な条件ではありませんが、撮影するモチベーションは上げてくれます。
その辺りを興味深く掘り下げて、写真と共に楽しんでもらえるページにできれば幸いに思います。


LC-1を取り付けたときに注意した点や、準備した工具などをまとめてみました。
シグマ「DP2」に、リコー「LC-1」(自動開閉式レンズキャップ)を取り付ける。


掲載している写真と本文は、特に記載がない場合は、関連性はありません。文字を読むのが面倒な場合は、写真だけでも楽しんでいただければ幸いです。


TwitterTwitter (Kitao Nakamura)

久しぶりに記事書きました。現像、寝不足になりますが面白いです。
シグマ『DP2x』のJPEG抽出オート現像SPP5(付属ソフト)SILKYPIXでのカスタム現像を比較

                                                                                                     2011.11.26更新


Twitterで、桜とチューリップの写真をアップしました。→Twitpic
今年も、心配をよそに花達は元気に咲いていてよかったです。
大きなサイズの写真や、デジカメに関しての話題などは、時間が出来た時にこのページに記載できればと思っています。
                                                                                                     2011.4.14更新


DP2 (ISO100) 41mm F5.0 RAW撮影&カスタム現像(SILKYPIX)

『いつも元気なタンポポ』

写真をクリックすると大きな写真(470万画素)を表示します。
 


こんにちは。久しぶりの更新です。色々(忙しかったり、足の爪を怪我したりとか、今はもう大丈夫です)あって、写真はぼちぼち撮ってたのですが、なかなかこのページは更新できずにいました。

左のタンポポは去年の春に撮ったものです。

東日本大震災で、こちら東京はだんだんと日常に近づきつつありますが、東北の被災地の方々は、現在も大変な思いで避難所生活を暮らしています。ここで負けずに、一日も早い復興をお祈りいたします。

こんなときでも花たちは、今年も元気いっぱいに咲いています。やっと暖かくなって来て、また以前のように、たくさん写真を撮って行ければと思っています。今年の花たちの写真も、近日撮影してアップ予定ですので、よかったらまた見に来てください。

                                               2011.4.10更新



DP2 (ISO100) 41mm F5.0 RAW撮影&カスタム現像(SILKYPIX)

『密集』

写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。

寒暖の差が大きく、おかしな天候も続きましたが、今年も着々と緑が増えてきました。
                                                                                                      2010.4.25更新
 


DP2 (ISO100) 41mm F5.0 RAW撮影&カスタム現像(SILKYPIX)

『チューリップの輪』

写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。

チューリップたちが元気に輪になって咲いていました。


デジタルカメラで植物を撮影する場合、ノイズ除去処理が強すぎると「表面がツルんとした質感」になってしまい、実際に見たイメージとはかけ離れてしまうことがよくあります。
このチューリップの写真も、これ以上ノイズ除去処理を強めると、茎と葉っぱがツルんとしてしまい、見たイメージから離れていったので、弱めのノイズ除去処理に抑えました。
等倍画像で見ない場合、もう少しノイズ除去処理は弱められます。
                                                                                                      2010.4.25更新
 

DP2 (ISO800) 41mm F5.0 RAW撮影&カスタム現像(SILKYPIX)

『夜のバス停』

写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。※ISO800でノイズ処理は若干弱めにしていますので、等倍で見るとノイズは目立ちます。


このバス停の写真は、昨年の秋にDP2の高感度(ISO800)で撮った写真です。
元々、SILKYPIX(別売りの汎用現像ソフト)での現像では、DP2の高感度でも発色の問題が改善されていて、ISO800でもかなり精細&なかなかの発色で使えていました。

そして、先月末にシグマから公開された「SPP4.0(DPシリーズ付属の現像ソフト)」でも、同様に発色の問題が大きく改善されて、RAW現像する場合は、DP2も高感度に弱くないコンパクトデジカメになった(素子の小さな一般的なコンパクトデジカメよりも強い)と思います。

元々、発色が薄めになることを除いては、JPEG撮影でも高感度画質は精細で、かなり使える画質だと思います。次回、その辺り、実際に現像(&JPEG抽出)した写真も交えて書いてみたいと思っています。

                                                                                                      2010.4.25更新
 


DP2 (ISO100) 41mm F5.0 RAW撮影&カスタム現像(SILKYPIX)

『桜花開く』

写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。

前回掲載した写真(4つ下の写真)の場所へ、再び訪れてみました。あれから12日間経って、景色は一変していました。
前日の雨で散った花びらも多く、この日も曇り気味の空だったのは残念でしたが、時折出てくる太陽が桜を照らし、まだまだ美しく咲いていました。


「DP2」のファームウェアをv1.04へ更新してから、AF(オートフォーカス)の速度が格段に上がりました。
実際に使っていて、以前は「少し遅めかな・・・」 という感じだったのが、大げさでなく「速いじゃん」という感じです。※大きめの一眼レフデジカメ(位相差方式AFのもの)と比べてしまうと遅いです。液晶ビュータイプのコンパクトデジカメ(コントラスト方式AF)としては、特に中距離と遠距離時は「速い」と言っても大げさではないかもしれません。

ただ、「薄暗いところでピントが合いづらい」弱点は、まだ残っています。フラッシュ撮影が必要な場面などでは、MF(マニュアルフォーカス)を使うことになります。
DP2は、ピントが合うと「緑のランプ」で合図してくれるのですが、この「緑のランプ」が出たとき(薄暗くないときはほとんど一発でOKです)の撮れた写真のピント精度は高いです。薄暗いところや、白い壁一面など、ピントが合いづらいところでは、きちんと「赤のランプ」が点灯して失敗を教えてくれるので、撮った後でピントがおかしかったことは(自分のミス以外では)ほぼありません。

「赤ランプ」が出た場合、もう一度AFチャレンジ→それでも駄目ならMF(マニュアルフォーカス)で。という流れになります。
実際、野外では日が暮れるまではAFだけでも行けます。ですが、DP2はMFの操作性が素晴らしい(液晶画面がもっと見やすければより良いのですが)ので、近距離撮影や動いているものを置きピン撮りしたい場合は、積極的にMFを使って撮るとうまく行きますし、楽しく撮影できると思います。


そろそろ、DP2購入から1年が経ちます。購入当初起きていたフリーズ問題も、ファームv1.03にしてからは、現在1540枚連続してフリーズなしで撮影できています。
AFも速くなって、自分にとって本当に快適なカメラになりました。

よくDPシリーズは「画質はいいけど使いづらい」というイメージで書かれることが多いですが、速度が改善されて3枚までのバッファを持ったDP2,DP2sに関しては「遅くなく操作性の良い」カメラと言えると思います。

じゃあ「カメラの扱いに慣れていない方」にも薦められるカメラかというと、顔認識機能も付いていないですし、難しいところもあるかもしれません。
ただ、今まで使ってきたカメラで「露出補正の操作」「ISO感度の切替」を使いこなしている方ならば、DP2(DP2s)も使いこなせると思います。

DP2は、RAW撮影がベストですが、JPEG撮影でも高画質です。DPシリーズは、RAW撮影すると同時にJPEG撮影も行われていて、付属ソフトのSPPで「JPEG抽出(現像と違い、一瞬でJPEG撮影した写真が取り出せます)」を使えば、現像する時間のないケースでも対応できます。(気に入ったものだけ時間のあるときに現像して調整できます)


自分が1年使って来てみて、DP2に改善してもらいたいなぁと思う点は、「自動開閉式のレンズキャップを標準で搭載して欲しい」「液晶画面の品質」「AF時,電源投入時の動作音」「背面ボタンのクリック感」といったところです。

「レンズキャップ」については、コンパクトデジカメを愛用している方にとっては、 自動開閉式のレンズキャップ(リコーLC-1を改造)は必須かもしれません(通常のキャップだと、鞄から出してすぐ撮ることができず、もどかしいと思います)。

「液晶画面の品質」は、少し慣れると白飛びや色飽和の具合は大体わかってくるので、すごく悪いわけではないですが、他のメーカーで採用されているドットの細かい液晶と比べてしまうと、だいぶ見劣りします。バッテリーの持ちにも直接影響してくる部分なので、液晶の高画素化がしづらいのかもしれませんが、将来の機種ではもっと見易くなると嬉しいところです。

「AF時,電源投入時の動作音(レンズ等が大きいこともあり、通常のコンパクトデジカメより大きな音がする)」「背面ボタンのクリック感(若干安っぽい)」は、自分の場合はもう愛用して慣れてしまって、一種の「DP2の味」になっているので、このままでも問題はないのですが、初めて静かなところでDP2を起動したときの若干の驚きは覚えています。改善するのは、コストも掛かりそうなので、このままで安くというのもありかもしれません。


DPシリーズの特徴である「画質面」については、「日陰など明るさが多くないところでの撮影で(CCDよりも)色が載りにくい」ことは、撮っていて時々感じます。これは、フォビオン(DPシリーズの3層映像素子。CMOSの一種)だけでなく、すっかり主流になってきた「CMOS素子(少ない光には強くない)を搭載したデジタルカメラ全般」に言えることだと思います。これについては、素子の画素数を減らして感度を上げていくことしか、根本的な対策はないのかもしれません。

自分的には、以前は「フルサイズの素子などは(オーバースペックで)必要ないんじゃないか」と思っていたのですが、最近SILKYPIX(現像ソフト)で、「ノイズ除去処理前のノイズまみれの画像(低感度でも)」を毎回目にするようになってからは、フルサイズの存在意義も納得しました。

DP2も、ISO100で撮っても、ノイズ除去処理をしないと、暗部は盛大にノイズが載ります。今の素子サイズで1400万画素はギリギリなのだと思います。高画素は、解像度はもちろんですが、「実際に使うサイズに縮小するときのノイズ除去」でも優位性があります。ですので画素数を減らしたほうが良くなるかどうかは、実際に使って(同じサイズに印刷や縮小して)比べてみないとわからないのですが、現状(1400万画素)での暗部ノイズ量を見てしまうと、900万画素ぐらい(現像すると300万画素の写真が出来上がる)辺りがバランス良さそうな気もします。

実践的には、実際に写真を撮っていて、綺麗だなぁという被写体は、ほとんどが薄暗くない場所ですので、DP2は現状でも素晴らしい画質のデジタルカメラだと思います。

                                                                                                      2010.4.15更新
 


DP2 (ISO100) 41mm F7.1 RAW撮影&カスタム現像(SILKYPIX)

『大人たちの間から』

写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。
                                                                                                      2010.4.15更新
 

DP2 (ISO100) 41mm F5.0 RAW撮影&カスタム現像(SILKYPIX)

『ビルと川と舟と』

写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。

2月末に撮った写真です。

                                                                                                      2010.4.15更新
 


DP2 (ISO100) 41mm F5.0 RAW撮影&カスタム現像(SILKYPIX)

『太陽を浴びる菜の花』

写真をクリックすると大きな写真(470万画素)を表示します。
 

 


DP2 (ISO100) 41mm F5.0 RAW撮影&カスタム現像(SILKYPIX)

『桜咲く前』

写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。

この写真は、4月1日に埼玉県で撮ったものですが、まだここの桜は、ほとんど咲いていませんでした。
その代わり、雲に隠れ気味の太陽から、あまり見ない優しい感じの光が照らされていて、少し幻想的な風景になっていました。
今週か来週辺りには、ここも薄ピンク色の華やかな風景になっていると思います。

ちなみに、1つ上の菜の花の写真(『太陽を浴びる菜の花』)は、この桜並木の下で、1本だけひっそりと一足早く咲いていました。
                                                                                                      2010.4.6更新
 



DP2 (ISO100) 41mm F5.0 RAW撮影&カスタム現像(SILKYPIX)

『春を知らせる雪柳2010』

写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。


シグマ「DP2」の新しいファームウェア(v1.04)が公開されました。
http://www.sigma-dp.com/DP2/jp/firmware.html

さっそく適用してみたところ、AF時のモーターの動く音が以前と違っていることがはっきりとわかります。
そのモーター音のテンポが速くなって(おそらく思考する部分が高速化)、かなり頑張って一生懸命に動いている感じです。確かに高速化されています。

元々ファームアップする前も、LIMITモード(1m以上離れた撮影用)にしておくと、高速で動き回るもの以外は問題なく撮影できるスピードで、通常モードでも静物撮影には(自分的に)ストレスは全く溜まらないぐらいの速さだったのですが、速ければ速いほど快適なのは間違いなさそうです。

こういう嬉しいファームアップがあると、撮影に行くモチベーションも上がります。
v1.04で実際に外でもたくさん撮影してみて、どのぐらいAF高速化が実感できたか、また書きたいと思います。


それからシグマ標準添付の現像ソフト「SPP」も、バージョン4.0にアップしました。
http://www.sigma-dp.com/DP2/jp/photopro.html
時間ができ次第、試してみたいと思います。
 


DP2 (ISO100) 41mm F5.0 RAW撮影&カスタム現像(SILKYPIX)

『ノッポさん』

写真をクリックすると大きな写真(470万画素)を表示します。
 


葉牡丹の中には、背の高いタイプも居るようです。
 
 


DP2 (ISO100) 41mm F5.0 RAW撮影&カスタム現像(SILKYPIX)

『飛び回るカモメ』
 DP2のMF(マニュアルフォーカス)で置きピントして撮影すると、高速に動くものも結構いいタイミングで撮れます(下手な鉄砲も数撃ちゃ作戦)。
写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。

このカモメの写真は、「SILKYPIX Pro(現像ソフト)」の覆い焼き機能(暗い部分を見やすく&明るい部分の諧調をなだらかに。DP2標準添付のSPPでのX3 Fill Light機能に似たもの)を使い&ノイズ除去処理は弱めにしたため、等倍画像で暗部を見るとノイズは目立ちます。

これよりも強くノイズ除去処理を掛けてしまうと、「本来の味」まで薄くなってしまいます(細部が丸まってしまい、写真全体として観たときに、デフォルメ調に近づいてしまう)。

特に、等倍画像をトリミングして使う以外の場合(スライドショー鑑賞やA5,A4までぐらいの印刷。多くの一般の方はこれだと思います)は、強いノイズ除去処理は必要ありません(縮小処理(画素混合)によって画像の1点の確かさ(S/N比)が上がり、ノイズが軽減(消失)されるため)。

最近のデジタルカメラのシャープネス処理が強すぎる問題もそうですが、一般の方が使う場合も「デフォルト状態で、ノイズ処理弱め&シャープネス処理弱め」にすべきだと考えます。等倍画像の一部分だけを見てアラを探すだけの人(雑誌レビュアーの多くの方も?)は、一般の方の数に比べるとそう多くありません。特に3層式ではない普通のCCD(CMOS)を積んだ普通のデジタルカメラでは、「等倍画像での画質」と「実際に使う段階での画質」が相反するもの(等倍画像を化粧すればするほど、実際に使う段階では画質が劣化する)だということを、デジタルカメラ雑誌のレビューの方はもっと知らせていってもらえると有り難いです。

「等倍画像での画質」にこだわりすぎて、変に加工しすぎてしまうと、実際に使う段階で「本来の写真の味」が薄まってしまいます。

だいぶ前に書いたものですが
「等倍画像に物申す!」
デジタルカメラの等倍画像が綺麗ではない理由
 


DP2 (ISO100) 41mm F3.2 RAW撮影&カスタム現像(SILKYPIX)

『浅草寺(改修中)』

写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。

2月末の写真です。浅草寺本堂は工事中でしたが、代わりのこのドラゴンの絵はかっこよかったです。
                                                                                                      2010.3.26更新
 


DP2 (ISO100) 41mm F5.0 RAW撮影&カスタム現像(SILKYPIX)

『ダストボックスもゴミ処理場へ』
 昨年の秋に府中市で撮った写真です。
写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。


シグマから、DP2の改良機「DP2s」,DP1,DP1sの後継機「DP1x」が発表になりました。
DP2s…http://www.sigma-photo.co.jp/camera/dp2s/
DP1x…http://www.sigma-photo.co.jp/camera/dp1x/

「DP2s」は、DP2と比べて「AF(オートフォーカス)の速度向上」「パワーセーブ(省電力)モードの搭載」が改良要素です。外観は、ボタンの近くに目立つアイコンや機能名が書かれていること以外は、大きな変更点は無いようです。

「DP1x」は、中身(画像処理やAF,メモリ書き込み処理など)がDP2sと同等になり、速度やレスポンスが向上したDP1です。「x」の名付けが付いているようにDP2sと比べて新設計になっている部分もあり、AFE(Analog Front End)という回路(機能)が搭載されているようです。これは、捉えた光(アナログ)を効率よくデジタル化することができ、高感度撮影の性能が上がるとのことです。これが効果的ならば、画質的にかなり期待できそうです。

あと、DP2sとDP1xとの大きな違いはレンズで、DP2sが41mmレンズ(35mm判換算),DP1xが28mmレンズ(35mm判換算)。DP2sは万能用、DP1xは風景向きといったところです。
値段は、DP2sが69.800円で大型量販店の予約が始まっています(発売日未定。改良点の少なさから、おそらく発売は早そう)。DP1xもおそらく、同じぐらいの価格になると思われます(発売日未定。DP2sよりも遅れての発売になる?)。


すでにDP2を所有して愛用している身からすると、買い換えたいほどの大きな改良点ではないのですが、これから買う方にとっては、少しでも良いものが市場に出ることは良いことだと思います。自分も、今使っているDP2の調子が悪くなってきたならば、DP2sに買い換えるかもしれません。しばらくの間は、愛着のあるDP2を使っていくことになりそうです。

DP1xは、DP1ユーザーの方にとっては待望の後継機と言えそうです。ただ、DP1s発売からの間が狭すぎなため、DP1sのユーザーの方にとっては不満が出るのではないでしょうか。
自分的には、35〜40mm相当のレンズの自然な写りが好きなので、DP2を使っていますが、先立つものに余裕があったらDP1xは一番買いたい広角機です。


それから、ライカから「ライカ X1」が発売になりました(2月20日)。
http://jp.leica-camera.com/photography/compact_cameras/x1/

DPシリーズとほぼ同じ大きさで、重さも若干重い程度です。マイクロフォーサーズやリコーGXRは、このサイトで扱うカメラとしては(毎日携帯して持ち歩くには)大きく重すぎますが、ライカX1はコンパクトデジカメの範疇に入る大きさと重さです。

映像素子(CMOS)が大きなAPS-Cサイズということもあり、画質面はかなりのものです。搭載している35mmレンズ(35mm判換算)が、DPシリーズのレンズと比べてしまうと、小型化のために周辺部に甘さが目立ってしまう部分もあるようですが、通常のコンパクトデジカメのレンズと比べるとワンランク上の映りのようです。

値段の問題(大型量販店で21万円)がなければ、欲しいカメラのひとつです。


あとは、各社から、広角で高倍率なコンパクトデジカメが一斉に発表、発売になっています。
35mm〜40mm辺りをデフォルトで撮りたい自分にとっては、なかなか適合する機種は少なく、寂しい状況です。
                                                                                                      2010.2.22更新
 



DP2の写真2枚(冬の菜の花,真冬の日差しの写真)
は、トップページが重たくなったため、別のページへ分けました。
DP2の写真2枚(冬の菜の花,真冬の日差し)
 


DP2 (ISO800) 41mm F5.0 RAW撮影&カスタム現像(SILKYPIX)

『今年もやってきたクリスマス』

写真をクリックすると大きな写真(120万画素)を表示します。

等倍画像(470万画素。等倍サイズ画像)はこちら(ここをクリック)
ISO800での撮影ノイズ除去処理は弱めなので、等倍サイズではだいぶノイズがあります。高感度写真は縮小サイズでの利用&鑑賞が前提ですが、何かの参考になれば幸いです。

ノイズ除去処理を強めることで、解像を犠牲にして、だいぶノイズの目立たないように現像することも可能です。それは自分の好みの画質ではないですが、近々その辺りについても記載できればと思います。(12.10追記)
 


天然の大きな木に、これだけの飾り付け。ここまでのクリスマスツリーに仕上げるのには、おそらく相当大変な時間と労力が掛かったのだろうなと思います。

大きさだけでなく色取りも、すごく綺麗で輝いていました。


シグマのDPシリーズは、高感度撮影に弱いデジカメと思われがちですが、SILKYPIXで現像することで、おそらくその印象はなくなるのではないかと思います。

このクリスマスツリーの写真はISO800で撮影したものです。DP2に付属しているソフト「SPP」で現像すると、ノイズ(特に色のムラ)を目立たなくするためには彩度を下げる必要があったのですが、「SILKYPIX(市販の現像ソフト)」で現像した場合、彩度を下げなくてもノイズがあまり目立たない感じに現像できる(ノイズの抑制処理がうまい)ので、色の濃さを保ったまま仕上げることができました。

SILYPIXのノイズ除去処理(偽色抑制)は、粒状感が残る処理なので等倍画像で見るとザラザラした感じはありますが、2L判サイズぐらいまでの印刷ならば、ISO800もかなりの高画質で常用できそうです。

このSILYPIXのような偽色抑制処理が、カメラ本体のJPEG撮影時&付属のSPPでも行うことができたなら、DP2もかなり高感度撮影に強いデジカメになりそうです。
(暗い場所でのAFは弱いので、合わない場合MFで。MF時の操作性は良好です)


ちなみにカメラに付属の「SPP」で現像すると、こんな感じになりました。
左の写真をSPPで現像したもの(クリックすると表示されます。ISO800)

SILKYPIXと比べると、「色が薄め」「空の色ムラがやや目立つ」「やや強めのノイズ処理のため解像が犠牲に」なっていることがわかると思います。

だからといってSPPが駄目かというと、そうではなく、 独特の色合いで味があります。
ただ、SILKYPIXだと、自分の好みに近づけられる自由度が高いです。


SPPで彩度を高くしようとすると、暗部の色のムラが目立ってしまったり、色のバランスが崩れたりで、なかなかいじるのが難しいのですが、SILKYPIXだとそれが可能です。

SILKYPIXで、色を少し淡くして現像してみると、こんな感じになりました。
左の写真を少し淡い色で現像したもの(クリックすると表示されます。ISO800)

逆にSPPで彩度を高く現像しようとすると、空の色のムラが目立ち、これ以上(自分的に)彩度を上げることができませんでした。


それから、SPPには強力な秘技「X3 Fill Light(暗部補正&ハイライト調整)」機能があって、それを使っている方も多いと思います。SILKYPIXでは「覆い焼き」機能がそれに当たると思います。

SILKYPIXのスタンダードなバージョン4.0版では「覆い焼き」機能が付いていなく、Pro版のみに付いているようですので、DPユーザーの方は特に買うならばPro版のほうがいいと思います。

デフォルト設定のフルオート現像は、SPPのほうがキレと深みのある画質になることが多いので、全てオート任せの場合、無料で付いているSPPを使い続けるほうがいいと思います。

SILKYPIXも、一度好みの設定ができあがれば、あとはその設定で現像することで、手間無く現像できるので枚数の多い旅行の写真などもすぐ現像して配布することもできます。あとは、うまく撮れたものだけを微調整して気が済むまで追い込んでいく形になります。


現像していて、ひとつ大きく感じることは、「余分なところをいじればいじるほど画質は落ちる」ことを痛感します。ノイズ除去処理も、シャープネス処理も、レンズの歪み補正処理(ディストーション処理)も、必要以上に掛けると、目に見えて画質が崩壊していきます。

特に最近流行の「レンズの歪み補正(デジタル)処理」を、SILKYPIXや他のソフトなどで、一度自分で実際にやってみてください。やったあとの画像のボヤっけっぷりは悲惨です。それを補わんために、シャープネス処理が強すぎる(遠近感がおかしい)デジカメが多くなってきているような気がします。

たしかに「レンズの歪み補正処理」は、小さなデジカメで「スペックの高いレンズ」を作るときに有効(コストダウン&大きさダウン)です。 ただしその場合、等倍での画質はあきらめて、画像縮小させるべきと思います。

現在売られている「レンズの歪み補正処理」の強い多くのデジカメたちは、等倍画像をあきらめずに、体裁だけ整えるために強すぎるシャープネス処理を掛けてしまっていることが、大きな問題だと考えます。

ですので、強い「レンズの歪み補正処理」が必要なデジカメの場合、出力画素数を下げて絵作りをすれば良さそうです。例えば「1000万画素CCD搭載。250万画素出力」。これならば、ベイヤーCCDの「色の解像の問題」もだいぶ解消されますし、強すぎるシャープネス処理も必要なくなります

出力画素数は低くても、消費者側は、その画質を見ればおそらく納得すると思うのですが、どうでしょうか。

                                               2009.12.7更新
 



DP2 (ISO100) 41mm F5.0 RAW撮影&カスタム現像(SILKYPIX)

『葉牡丹畑』

写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。


リコーから、“ユニット交換式”デジタルカメラ「GXR」が発表されました。(12月上旬発売)
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20091110_327768.html(デジカメWatchさんのページ)

見た感じ、「おお、PCエンジンCD-ROM2(昔のゲーム機)かよ!」 という外観で、好感触だったのですが、このサイト的(自分的)には、やはり重量が重たいようです。
普通のコンパクトデジカメとなんら変わらない画質の「S10 24-72mm(1/1.7型CCD)」ユニットを付けた状態でも、約390g(電池含む)で、いつでもどこでも連れて行くには少し重い気がします。[DP2は280g前後(電池含む)ですし、リコー先代のGX200は約240g前後(電池含む)です]

ですので、毎日持ち歩けるようなカメラを求めたい場合は、「レンズやユニット交換式ではない専門職の軽量デジカメ」を選択するほうが良さそうです。個人差もあるかもしれませんが、おそらくGXRの重さですと、携帯してるのに撮らず帰ってきた日が続いた場合に、お荷物感を感じてしまいそうです。重くて大きいのに速写性や画質的なアドバンテージがないことも影響しそうです。


一方で、もうひとつのユニット「A12 50mm F2.5 Macro(APS-CサイズCMOS)」を付けた場合は、画質的にはかなり良さそうです。
http://www.dpreview.com/gallery/ricohgxr_a12_preview/(dpreview.comさんのページ)
上のdpreviewさんのサイトに、サンプル画像が上がっています(RAW撮影)。強いシャープネス処理(輪郭強調)を掛けていなくても、繊細に写っていて、さすがに巨大で重いレンズなだけのことはありそうです。マクロレンズということでマクロ重視の設計のようですが、風景も(1/4サイズに縮小すると)綺麗に写っています。

ただし、撮影時の重さは約490g(電池含む)で、こうなると、「マイクロフォーサーズ機」や「オリンパスE-420」にパンケーキレンズを付けた状態と同じぐらいか重い状態になります。
画質的には、GXR+A12レンズは、
>歪曲収差は、電気的な補正に頼る必要のないレベルまで補正したという。
とのことで、実際のサンプル写真からも、マイクロフォーサーズ+パンケーキ(パナソニック,オリンパス)と比べて、大きなアドバンテージは感じます。(+CMOSのサイズも一回り大きい)

この重さで7cmまで被写体に寄れるアドバンテージもあります。(マイクロフォーサーズ+マクロレンズの場合、さらに重くなる)


ということで、もしGXRを買うならば「A12 50mm F2.5 Macro(APS-CサイズCMOS)」ユニットとの組み合わせ一択が現実的な選択になりそうです。
しかしお値段は、ボディと合わせて合計12万円前後。軽くて画質でも引けをとらない(あるいはフォビオンでそれ以上の画質の)DP2が6万円台前後なことを考えてしまうと、お高いお値段に感じます。

撮影時重量500gを切って「APS-Cサイズセンサーでの(クローズアップレンズの脱着の手間無く)マクロが撮れる」デジカメとしては、唯一無二の存在かもしれません。


ボディとユニット(レンズ+センサー+処理チップ)に分けたことの利点ですが、「出先でレンズを交換する方」にとってはゴミ進入のリスクが減るので良さそうです。ただし、コンパクトデジカメと同様に隙間から入り込んだり結露の影響でゴミがへばりついてしまう可能性はあります。そうなると、掃除機能付きの一眼のほうが安心かもしれません。

コスト面を考えると、「ひとつのユニットを付けっぱなしで交換しない方」にとっては、一度ボディを買ってしまえば、今後「ユニットだけの値段」で最新のデジカメへの買い替えが出来る(※ただし液晶や操作系は進化なし)ことになります。GXRのボディは5万円前後なので、例えば現実的に考えて4〜5年間ぐらいで2回ユニットを買い換えるとすると、ボディを計3回使いまわせることになるので、1回に付き約1万7千円前後(5万円÷3回使用)をボディ代として払うことになります。つまりこの場合、「リコーのユニット1つ」「普通の一体型デジカメ1台」よりも「1万7千円より安い値段設定」だった場合に、初めてコストパフォーマンスで上回ります。

「S10 24-72mm(1/1.7型CCD)」ユニット(約4万円)をGX200の後継機と考えると、4万円+1万7千円(将来あと2回使いまわすと仮定した場合)がその後継機の価格となります。GX200の出始めの値段を考えると、比較して高くは無いと思います。ただし、重さとデカさがもれなく付いてきます

このサイト的には、もう少しシェイプアップされたボディが発売されて、程よい大きさの、例えばフォーサーズの半分ぐらいのセンサーを使ったユニットなどが出てきたならば、嬉しいところです。それならば300g前後でまとめられるかもしれません。”ユニット交換式”は同時に”ボディ交換式(一眼のセンサー付きボディよりも安く作れる)”でもあるので、色んなタイプのボディ(超軽量ボディやEVF内蔵など)が発売されれば、その辺りも面白そうです。

                                                                                                     2009.11.19更新
 



DP2 (ISO100) 41mm F5.0 RAW撮影&カスタム現像(SILKYPIX)

『きのこの山』

写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。
 


デジカメWatchにキヤノン「PowerShot S90」の実写画像が掲載されています。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/special/20091016_322213.html

「キヤノンS90」は、カメラ本体の大きさ的には、「シグマDPシリーズ」「リコーGXシリーズ」「パナソニックLX-3」クラス(撮影時240〜280g前後)よりも、一回り小さく・軽く、「フジフイルムのF50fdやF200EXR」「リコーGRDシリーズ」あたり(撮影時180〜220g前後。レンズバリア付き)と同じぐらいの大きさ・重さです。

自分は、DP2とF50fdを使っていますが、大きさ・重さの違いは結構感じます。常に携帯しておく場合、DP2の大きさでもギリギリ不便を感じていませんが、F50fdやS90ぐらいの大きさが自分的にはベストに感じます。

メインで使っているDP2の他に、F50fd以降、自分的には
「画角35mm近辺が電源投入直後に撮れる」
「映像素子(CCD)が小さすぎない」
「撮影時200g前後かより軽い」
デジカメを求めていたので、S90は久しぶりに合致する条件のカメラです。

S90の肝心の画質ですが、やはり28mmの広角でF2.0の明るさの「スペック表的には高望みすぎる」ズームレンズで、その結果、画質的にはレンズの歪みが大きく出て、それをデジタル補正してしまうために解像が犠牲になっているようです。

S90のレンズの歪みが大きいことは、S90のRAWファイルを純正ソフト以外の現像ソフト(SILKYPIX等)で現像してみるとよくわかります。歪んだドット郡をソフト的に移動させれば当然「被写体の輪郭」が崩れてしまいます。そうなると、当然シャープネス処理も強く(輪郭や被写体の前後関係が不自然に)せざる終えません。

ですので、基本的な画質は35mmであまり無理をしていないレンズのF50fdのほうが良さそうに思います。

S90の魅力は、このサイズのカメラでRAW撮影ができ、自分の好みの画質に仕上げることが出来る(シャープネス処理やノイズ処理も弱められる)ことです。個人的には、この1点の魅力だけでF50fdが壊れたときの後継機として、選びたい気持ちはあります。

もう少し無理をしていないレンズ(35mmスタートや、もう少し暗くても)だったら、すぐにでも買いたいカメラです。


それから、新ファーム(v1.03)に更新したうちのDP2ですが、現在404枚連続フリーズなしで快調です。プラシーボなのでしょうが、ファームアップしてからなんとなく安定感があって、安心して撮影できています。旧ファームでの記録「1943枚」を抜けそうな気がします。

                                               2009.11.4更新
 


DP2 (ISO100) 41mm F5.0 RAW撮影&カスタム現像(SILKYPIX)

『ちょっとだけよ』

写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。
 

誘われてしまいました。

                                               2009.11.4更新
 


DP2 (ISO100) 41mm F5.0 RAW撮影&カスタム現像(SILKYPIX)

『たっぷりと光合成』

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市川ソフトラボラトリーから、Sigma用カメラに対応した現像ソフト「SILKYPIX Foveon対応テスト版」が公開されました。
http://www.isl.co.jp/SILKYPIX/japanese/special/sigma/

上記の公式サイトからダウンロードでき、11月30日まで無料で利用することが可能です。


現像ソフトの違いは、カメラの違いと同じかそれ以上に画質を変化させます。
今回アップした2枚の写真(左,左下)は、その「SILKYPIX(Foveon対応テスト版)」を使って現像してみました。

オート現像だと「SPP(DP2本体付属のシグマ製現像ソフト)」のほうが、骨太でしっかりと情報の詰まっていて、かついじり過ぎていない良い(&好みの)画質だと感じました。

ですが、SPPの仕上がりをお手本にして、マニュアルで仕上げていく(主にトーンカーブ調整、シャープネス、ノイズ処理)と、形勢は逆転しました。


SILKYPIXの決定的に良いところは・・・

「ノイズ除去処理」を弱められる。(純正のSPPは、そこそこ大きなノイズ除去処理がされていて、その強さは変更できない)

・色のパラメータをいじったときでも、常にしっかりと色のバランスが整えられていて、不自然さが少なく自分の好みに合わせやすい。(純正のSPPは、カラー調整を行うとどうしても薄い色フィルターがかかったような感じになりやすく、大きな調整がしづらい。そのぶんSPPなりの味はあります)

この2点がすごく大きなところです。


DP2の現像ソフトとしては、AdobeのLightroomもあるのですが、「最低限でのノイズ除去処理が強いためノッペリ気味」&「現像時の操作性がSPPやSILKYPIXと比べるとやりづらい」ため、自分はSPP1本で利用してきましたが、これでSILKYPIXにバトンタッチすることになりそうです。


それから、待ちに待ったDP2のファームウェアv1.03が公開されました!
http://sigma-dp.com/DP2/jp/firmware.html

> ・フリーズ現象の発生頻度を改善いたしました。
> ・オートホワイトバランスの精度を向上させました。

という内容で、またv1.03で使い込んでみて続報を書きたいと思います。
v1.02で断たれた2000本安打(2000枚連続フリーズなし記録)を達成できるようがんばります!(自分ががんばって防げるものでもないのですが(^^;)

他のユーザーさんの情報では、確実に(頻繁な)フリーズが無くなって来ているようですので、やっとこれで気兼ねなく薦められるカメラになったかもしれません。

                                              2009.10.10更新
 


DP2 (ISO200) 41mm F3.2 RAW撮影&カスタム現像(SILKYPIX)

『夕暮れの車道』

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暗部を持ち上げていますのでノイズはあります。
 

車道の橋から黒く大きな雲と夕焼けが見えました。車のライトと相まって幻想的でした。


この写真は、SILKYPIXでノイズ処理弱めで現像したので、等倍で見るとノイズは見えます。等倍が最終ターゲットの場合(トリミングして利用など)は、ノイズ処理を強くするのも有効ですが、大きくないサイズが最終仕上がりターゲットの場合は、ノイズ処理は弱めのほうが画質の劣化(ぼやけ)がありません

左の縮小写真(自分的には、今回この大きさがターゲットです)は、「ノイズ処理弱め」のおかげで、より精細感,質感が出てくれていると思います。

                                              2009.10.10更新
 


DP2 (ISO100) 41mm F5.0 RAW撮影&カスタム現像

『毎日 町を見守る』

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ライカからDP2に似たコンセプトの小型機「X1」が正式発表されました。(今年年末〜来年1月に発売予定)
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20090914_315599.html (デジカメWatchさんのページ)

もっとも大きな特徴は、大きな映像素子を搭載していて、小型(本体重量286g。撮影時300g前後と思われます。ちなみにDP2は撮影時280g。)ながら画質にこだわっているところだと思います。

その映像素子の大きさはAPS-Cサイズで、DP2(シグマAPSサイズ)よりも若干大きめ。1220万画素のソニー製CMOS(通常のベイヤー型)で、DPシリーズ以外のコンパクト機と比べると、画質面で大きく期待ができそうです。フォビオンではないため、解像の質ではDPシリーズのようにはいかないと思いますが、処理のしやすさでDPシリーズよりも高感度撮影に強そうです。

レンズは、単焦点で、撮影しやすい36mm(35mm判換算。明るさはF2.8)。発表時の動画などを見ると、動作も機敏なようです。
機械部分の開発は恐らく日本のメーカーだそうで、顔認識機能なども揃っている&CMOSがソニー製なことから、機械部分はほぼソニー製かもしれません(全くの推測です)。


自分的には、かなり魅力的なカメラなのですが、ライカということで、そのお値段は、やっぱり張ります(^^;
だいたい20万円前後の予定だそうで、安売り店で18万円ぐらいでしょうか。

これがDP2と同じ3層式素子のフォビオンなら、この値段でも長年使うことを考えて買っているかもしれません。
ライカはプレミア価格も含まれていて高いですが、ただのプレミア価格だけでなく

>レンズはX1のために新設計したエルマリート24mm F2.8。撮像素子への取り付け時には、
> 1台ずつアオリ調整を行っているとのことで、ローパスフィルターへの最適化も行なったという。
(上記デジカメWatchさんの記事から引用)

こういう風に、1台1台の質にしっかりこだわっている所には共感できます。


それから、パナソニックから小型のレンズ交換式カメラ「GF1」が発表になりましたが、E-P1同様に「大きく」「重い」ので、このサイト的には対象外のカメラでした。やはり、レンズ交換式の場合、大き目のズームレンズを付けたときにそれを支える本体強度が必要なようで、小さくする技術はあっても小さくできないもどかしさがあるようです。でも、「単焦点レンズしか使えないもっと小型のマイクロフォーサーズ機」というのもあっていいような気がします。

キヤノンからは、リコーGRD3と同じCCDを搭載した「S90」が発表になりました。画角設定機能(ステップズーム)を搭載していて、広角より標準画角を多く使う方でも使いやすそうです。少数のサンプルを見た限りでは、画質はそれなりな(レンズがそれほど良さそうではない)感じでしたが、RAWでも撮れますし面白そうなカメラです。続報が入り次第、画質チェックなどしてみたいと思います。


高価なライカX1ですが、もし、内部の機械部分がソニー製だとしたら、ソニーから似たコンセプトのカメラが、プレミア価格なしで発売されるのではないか?
という淡い期待も抱いています。
                                                                                                      2009.9.15更新
 

DP2 (ISO100) 41mm F5.0 RAW撮影&カスタム現像

『夕日』

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                                                                                                      2009.9.15更新
 


DP2 (ISO100) 41mm F3.2 RAW撮影&カスタム現像

『暑さ増す声』

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リコーから「GR DIGITAL III」が発表になりました。(8/5発売)
http://www.ricoh.co.jp/dc/gr/digital3/index.html

手ブレ補正は搭載していませんが、F1.9の明るい広角28mmレンズを搭載しているため、少し暗めの場面でISO感度をあまり上げなくても撮影できることが、普通のコンパクトデジカメとの大きな違いです。

手ブレ補正付きのデジカメも、同様にISO感度をあまり上げずに撮影することができますが、被写体が動いているとき(風が強いときの草花なども)は、手ブレ補正では対応できません。

映像素子は1/1.7インチ型のCCDで1000万画素。これは、フジのF200EXR(1/1.6インチ型)、パナソニックのLX-3(1/1.65インチ型)よりも小さい大きさで、シグマDP1/2(ほぼ一眼APS-Cサイズ)、オリンパスE-P1(フォーサーズサイズ。シグマAPS-Cより3割ほど小さいサイズ)と比べてしまうと、比較にならないほど小さなCCDです。※映像素子は大きければ大きいほど性能(諧調性や明暗差が大きい場面など)に余裕が出ます。

おそらくSONYの新型汎用CCDで、1000万画素に抑えた&最新技術が使われているため、昔の同等の大きさのCCDと比べると、だいぶ性能は進化(スペック表的には感度が約2倍向上)しているようです。それでも多くのサンプルを見た限りでは、やはり明暗差のある場面や細かな諧調性は、フジフイルムの1/1.6インチ型ハニカムCCD(F40fd,F50fd,F60fd,F100fd,F200EXR)におよんでいない感じを受けました。


【1st Shot】リコー「GR DIGITAL III」実写画像
(デジカメWatchさんのサイト)
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/special/20090805_307174.html

大口径GRレンズを搭載 - リコー「GR DIGITAL III」実写インプレッション
(マイコミジャーナルさんのサイト)
http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/08/08/grd3/004.html

上記サイト以外にも、多くの実写写真を見てみましたが、50%サイズに縮小しても少し解像が弱い印象です。

「レンズ自体の解像が弱い」もしくは「ノイズ除去処理(機械的なローパスフィルターも含む)が強いために解像が弱い」「歪み補正処理が行われていて(行われているかどうかは未確認)その補正処理のため解像が弱い」「コントラストが低めな絵作りなので解像感が緩い」などの理由のうちのいずれかと考えます。

そのうち「コントラストが低めな絵作り(暗部もしっかり再現する)」なことは確実で、ブログサイズやサムネイルサイズでも解像が緩く感じられます。自分的には、コントラストが低い絵作りは好きなのですが、GRD3は小さな素子でそれほど諧調が細かいわけではない(なので全体を暗めにして、使用する諧調データ量を少なくする必要もある)ですので、少し解像感が弱すぎる絵作りな気もします。

自分も「シャープネス強すぎは嫌だ」と何度も書いてきましたが、所詮2Dなドットの集まりを立体的に見せるためには、「微量」のシャープネス処理(コントラスト調整,輪郭強調など)は必要になります。(ただし、GRD3はRAWで撮影できるので、自分で調整すれば、コントラストに関する問題はなさそうです。)

遠景の解像は弱い感じですが、「歪みが少なく、直線が真っ直ぐ写る」ことに関しては、他の広角コンパクト機を圧倒しているレンズな気がします。高品質なDP2のレンズでも、それなりの歪みはあります。

歪みの大きいレンズのデジカメの場合(例えフルサイズの最上級のデジカメでも)、ブログサイズに縮小しても、なんとなくスッキリしない写真になりがちです。「明暗差が少ない場面」での「ブログサイズ写真」を撮る場合、GRD3(RAW使用)は最も画質良く撮れるカメラのひとつかもしれません。その点では、他のコンパクトデジカメもDPシリーズでも敵いません。

そこ(真っ直ぐ番長)+デザインに、「8万円(一般的な店での価格)」の価値を見出せるかどうか。そこがポイントだと思います。

                                               2009.8.18更新
 


DP2 (ISO100) 41mm F5.0 RAW撮影&カスタム現像

『必ず馬から下りて通行しましょう』

写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。
 

DP2は逆光な状況でも、かなり精細に写してくれます。
オート露出(AE)やオートホワイトバランス(AWB)も大きく外すことは無いので、手ブレにさえ気をつけて写せば、失敗写真も少ないカメラだと思います。

「明るくない室内」では、ISOを手動で400や800に切り替える必要があるので、それを怠ってしまうと失敗写真(被写体ブレ,手ブレ)の量産になってしまうので、そこだけは要注意です。

ですので、「AUTO(ISO400上限)」や「AUTO(ISO800上限)」が使えると、室内で使うときは便利な気がします。(ファームアップで希望)

ただそうすると、ISO切替のときにボタンを押す回数が増えてしまうことになると思うので、「使うISOだけをピックアップできる機能」もあると嬉しい所です。例えば自分の場合ですが、ISO50,1600,3200は滅多に使わないので、これをQSメニューから外すことができれば、ISO切替時に押すボタンの回数が減る&選択ミスが少なくなって使いやすくなると思います。


それから暑いせいか、うちのDP2のフリーズ率が若干上がっています(^^;
ここ3回ほど暑い日に「シャッターボタンを押してオートフォーカスした瞬間」でフリーズがありました。頻度は枚数で言うと150枚間隔ぐらいでしょうか。

新しい修正ファームも出てこないですし、機械的な問題(CPUチップの熱暴走)もあるのかもしれません。いずれも電源ボタンの長押しでフリーズから復帰できているので、使用はできていますが、ある程度ウェイト処理をはさむ等で、なんとか、ファームアップで解決できることを願います。


DP2を使い始めてから、もうすぐ4ヶ月になります。撮影から帰って、「出てくる画」が良いと、「また撮りたい」という気持ちが高まります。そこを最大限に追求してあるコンパクトデジカメだと感じています。今後のDPシリーズも、この大きさ・重さを保ったまま(それがレンズ交換式タイプとの最大の差別化・利点だと思います)で、進化して行ってくれると嬉しいです。

                                               2009.8.18更新
 


DP2 (ISO100) 41mm F5.0 RAW撮影&カスタム現像

『夕暮れのグランド』

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DP2 (ISO100) 41mm F5.0 RAW撮影&カスタム現像

『夏・晴天のコンビニエンスストア』

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DP2で写真を撮っていると色々な質感の表現の凄さに驚かされるのですが、その中のひとつである「雲の質感・立体感」の表現は特に際立っているように感じます。
まず、「素子(フォビオン)の大きさが一眼機並に大きい」ため、普通のコンパクトデジカメよりも細かい色の諧調が出ていることは大きい要因だと思います。

そしてそれに加えて、「3層のフォビオン素子(通常のCCDやCMOSと違い、1画素でフルカラーを写せる)」によって雲の一粒一粒をボヤカすことなく表現できている(通常のCCD,CMOSではボヤカす必要がある)ことが、さらに大きな要因となっているのではないでしょうか。

これがDP2(3層フォビオン)の素晴らしい「個性」(複数の光を混ぜこぜせずに1点の光から1点を表現できる)ですが、本来はこちらが「個性」でなく「標準」(フィルムのように1点の光から1点を表現できることが当たり前)であるべきだと考えます。もっと各社からも3層(またはそれに相当する素子)のデジカメが出て欲しい。この雲の表現を見ると、そんなことを願います。


それから、残念なお知らせがひとつあります。「1943枚連続フリーズしない記録」を続けていた、うちのDP2ですが、1944枚目でかなり久しぶりにフリーズを起こしました。やはりファームアップでも完全には直っていないようです。2000本安打達成ならず。

ただ、確実に最初のファームと比べて、フリーズ率が下がっていることは間違いないようです。自分の場合・・・
・フリーズが起こるのは、必ず連続撮影中。電源入れて1枚撮影→電源断のシンプルな撮影のときに起きたことはない。
・フリーズが起こったら、電源ボタンの長押しで電源を切る→電源を入れる。の操作ですぐに復帰はできる。直前に変えた設定(ISOや絞りなど)は更新されずひとつ前の状況に戻る。
という状況です。

3ヶ月使って、壊れてしまうような兆候はなく、すぐ復帰はできるので可愛がりながら使えてはいます。
その点を許せる方ならば、間違いなくDP2は、写真を好きな人にとって素晴らしいカメラだと思います。操作性も良く、速度は「最近の新製品のような速さ」はないですが、遅くもない(AFをLIMITモード(1m以上離れていればOK)にすると結構速いです)ので、使いやすいです。少し離れた(被写界深度が狭くない)距離の場合、動くものの撮影もそれなりにOKでした。
 

DP2 (ISO400) 41mm F3.2 [1/25s] RAW撮影&カスタム現像

『リアルバイオハザードな風景』

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金網に囲まれて、薄っすらと光差す細いトンネル道。
雨上がりだったので水も滴り落ちていて、 いつゾンビが出てきてもおかしくない雰囲気でした。

若干ビビリつつも、所持アイテムのDP2にてパシャリと撮影。ISO400ですが、DP2は雰囲気の再現度が凄いです。


話は変わって、フジフイルムから、FinPixF70EXRの公式発表がありました。
http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixf70exr/index.html (製品情報。8/8発売)

27mmからの10倍ズームレンズを搭載していて、「画質」よりも「使い勝手」重視な方針のカメラのようです。(倍率の高いズームレンズは、製造精度の問題で画質的に不利になる傾向が強い)

素子はハニカムEXRで、1/2インチ型の大きさ(F50fd,F60fdと比べると64%ぐらいの面積)で1000万画素。他メーカーの高倍率軽量機と比べると、大きな素子で画質は良さそうですが、F50fdやF60fd,F100fd,F200EXRと比べてしまうと小さい素子です。

サンプル画像がまだ2枚だけなので、何とも言えないのですが、シャープネス処理が強すぎる傾向はありそうです。相変わらず残念ながら、ユーザーが設定することは叶いません。

フジのデジカメは、柔らかい画質だったZシリーズも、Z300になって、シャープネス処理が強すぎる画質(個人的には品が無い画質に感じます)にとうとう占拠されてしまい、残っている硬すぎない画質なデジカメのは、防水で35mmレンズな「FinePix Z33WP」と最廉価な「FinePix J30」「A200」ぐらいです。

※人によって「硬すぎる画質かどうか」の感じ方や好みは違うかもしれません。わざと硬くする表現もあると思います。ただ、自分がここで言っている「硬い(シャープネス処理が強すぎる)画質」は「遠近感が大きく破綻(ボケ部分まで硬く、眉毛や輪郭、看板の文字など一部だけが浮き出てしまう現象)してしまっている」ことは間違いありません。


なぜ、強いシャープネス処理を掛けなきゃいけないかというと、今まで書いてきた「ぱっと見重視」「等倍画像重視」ということの他に、もうひとつ推測できる事実が浮かび上がってきました。

最近の広角コンパクトデジカメや、マイクロフォーサーズ機の下位クラスレンズ(E-P1の34mm相当パンケーキ等)では、広角で歪みの多いレンズを使っているため、大きなデジタル補正がカメラ内部で行われています。

自分が愛用しているF50fdも、少しですが歪みの補正が行われているようです。ただ、その補正の量はそれほどは多くないようです。

それに比べて、28mm等の広角コンパクトデジカメや、E-P1のパンケーキレンズは、レンズの構造上歪が大きくなってしまうため、デジタル補正しなければならない量が大きすぎ、その副作用で画像のシャープさが失われてしまっているのではないでしょうか。失われたシャープさを取り戻すためには、以前の機種と比べてシャープネス処理を強くしなければいけない。結果、不自然さが大きくなってしまっているような気がします。


被写体が全く違うので、あくまでも参考程度ですが

ある程度柔らかさも残している「Z33WP」の公式サンプル
http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixz33wp/portfolio.html

硬くなってしまった「Z300」の公式サンプル
http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixz300/portfolio.html

硬くなってしまった「F70EXR」の公式サンプル
http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixf70exr/portfolio.html

等倍画像よりもサムネイル画像のほうが参考になるかもしれません。実際に印刷したり、ブログやホームページで扱うときは、サムネイル写真のような画質になるからです。
Z33WPと他2機種との自然さの違いは感じてもらえると思います。

正直営業面に関してのことはわからないのですが、ここまで硬くしないと、おじちゃんおばちゃんユーザーから「写真がボケている」とかの苦情が多く来てしまうのでしょうか。

F70EXRは、型番だけは一応F50fd系統の後継機ですので、自分としては期待していたのですが、シャープネスの調整ができないようでとても残念です。硬い画像が許容な方ならば、EXRで高感度やダイナミックレンジ的にも良さそうで、使いやすそうなコンパクトデジカメなのだと思います。

「シャープネス処理が強すぎないこと」を実現するためには、それなりの品質のレンズが必要になりますし、それができているデジカメはそのレンズ品質がある程度高いという証明にもなります。

自分的に、今フジの現行(現在も販売中の)コンパクトデジカメの中で一番画質のいいカメラは?と問われたならば、「FinePix Z33WP」になります。「シャープネス処理が強すぎないこと」は、それぐらい大切な項目だと感じています。

                                               2009.7.27更新
 



DP2 (ISO200) 41mm F3.2 RAW撮影&カスタム現像

『斬られても斬られても生きる』

写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。

林の中で出会いました。
小さな芽でしたが、もの凄い力強さを感じました。



DP2 (ISO100) 41mm F5.0 RAW撮影&カスタム現像

『池袋』

写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。

41mm(35mm換算)で町並みを撮るとこんな感じに写ります。今では、28mm等の広角デジカメがほとんどで、わざわざちょいズームして撮影する人は少なそうで、もしかしたら逆に新鮮なのかもしれません。

私自身の中での「写真」は、「自分が見たシーンを(できるだけそのまま)伝えたい」という想いを強く持って撮影しています。35mm〜50mmぐらいの画角が、人間が力を抜いて見た時の視野に近いため、一番自分の撮りたいものが撮れる、表現しやすい画角だと感じています。

28mmや24mmでビルが大きく傾いたり、犬や猫の顔が伸びたりする写真も、見ていて楽しいです。これは、どちらかというと「写真」自身ではなく、「写真」を筆(道具)として「絵」を描くタイプの(いい意味で)アートのような気がします。

自分としては、アートとしての絵だけではなく、「写真」を撮りたいと思っているので、現状のコンパクトデジカメも、毎回広角端のスタートではなく、電源を入れたときに35mm〜40mm辺りですぐ撮れる準備が整うような機能を付けてくれることを強く希望しています。(リコーのデジカメにはこの機能が付いています)

35mm〜50mm辺りでは、何気ないものを撮っても、目で見た感じと同様な感じに写るので、小細工の無い「見慣れた記念写真」 になりがちですが、個人的にはそれでいい、それがいいと思っています。撮った本人にとっては、そのときの情景を最も忠実に再現してくれている良さがありますし、「本当に感動した場面」では第三者の人にもその場面が最も忠実に伝わる写真になる気がします。

レビュー雑誌やサイトなどでは、どこも右に習えで、広角スペック値で「どれだけ広く写るか合戦」しか書かれていないことも多いです。今の現状のコンパクトデジカメを見てみると、本当に「写真」のことを好きな方々が集まってコンパクトカメラを作っているメーカーは、リコーとシグマぐらいなのでしょうか。そんな寂しいことを思えてなりません。

                                                                                                      2009.7.15更新
 



DP2の写真10枚(もみじ,寒空,蓮の花,夕川,雀,短冊,あじさい,夕方の川の写真)写真の鑑賞環境についての話
は、トップページが重たくなったため、別のページへ分けました。
DP2の写真10枚(もみじ,寒空,蓮の花,夕川,雀,短冊,あじさい,夕方の川)&
写真の鑑賞環境についての話&オリンパス「EP-1」についての話

 


DP2 (ISO200) 41mm F3.2 [1/15s] RAW撮影&カスタム現像

『最後まで美しく』

写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。
 


色は無くなっていましたが、骨組みはまだしっかりとしていて、最後のアピールをしているようでした。来年もまた素敵な花を咲かせてくれるのだと思います。



シグマの現像ソフト「SPP」の最新バージョン(Win版は3.5.2)が公開されました。
http://www.sigma-photo.co.jp/news/info_090702.htm

画質(発色)がかなり変わりました。具体的に自分が感じたのは・・・

ハイライト(明るめの部分)の諧調が前と比べると荒くなった。替わりに、白飛びしずらく、全体的に色が濃い感じ(ハイライト部分の諧調が中間の明るさ部分に回された?)に出るようになった。

・前と比べて赤の発色が強くなった。前はカラー調整をしない場合、シアン(水色)や緑色の主張が少し強すぎる感じだったのですが、一般的に見やすい色バランスになったようです。替わりに、赤が主体の被写体は赤が主張しすぎる感じになっています。


前者(ハイライトの諧調が荒く、中間の明るさ部分を重視)は、個人的には前バージョンの絵作りのほうが好みでした。

ただしRAWですので、自由に補正できるので無問題でした。現像時にハイライトを「前バージョンのときより+0.3程加えてやる」と、前バージョンに似たハイライト表現になります。

後者(赤が強くなってバランスが取れた)は、いい感じ(どの場面でも違和感が少なく無難な感じ)だと思いました。ただ彩度が強すぎる感じで「赤主体の被写体」は少しのっぺり気味で違和感が大きいです。

そこで、「彩度を-0.2(前バージョンでは、自分はだいたい-0.1していました)にする」と、赤の諧調もよく出て、色のバランスも前より良好に感じます。
※カラーモードは「スタンダード」で。他のモードだとカラーバランスがまだあまり良くない(スタンダード中心にチューニングされている?)感じがします。


あと、記載は無いですが機能的にも更新されているようで、現像ウィンドウの画面表示が、拡大率100%(等倍)以外の場合、ボヤけた感じが強くて、シャープネスの掛かり具合や全体の雰囲気が実際に現像してみないとわかりにくかったのですが、新バージョンでは、現像した結果の写真にだいぶ近づいた感じです。この辺り、かなり嬉しい更新点です。

もう少し使い込んでみて、近日、前バージョンと新バージョンで実際に現像した写真も交えて、改めて書きたいと思います。

RAW現像ソフトが変わると、デジカメ本体が変わってしまったような、それほどの大きな画質の変化があります。そのぐらい「現像処理」という部分は、大きくて大切な部分なのだなぁと感じました。奥が深いです。
 


DP2 (ISO100) 41mm F3.2 RAW撮影&カスタム現像

『愉快な音楽隊』

写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。

写真を撮ってきて現像していると、DP2(3層フルカラーフォビオン素子+高品質レンズ)の表現力に、何時も驚かされます。この音楽隊の写真も大きくして見る(クリックすると大きな写真を表示します)と、この音楽隊が人の手によって創られたことがよくわかります。

特に壁の質感表現(「触感表現」と言ってもいいかもしれません。触ったときの感覚が伝わってくる感じです)は、3層素子のパワー(470万画素と少なめの画素数ですが1つの画素でしっかりとストレートにフルカラーを再現)が発揮されていると思います。

通常のCMOSやCCDでは4つの画素を利用しないと色の綺麗な解像ができません。ですので、等倍でみるとボヤけた画像になります。縮小しても3層式の表現力にはおよびません。通常CCDやCMOSの詳しい仕組みは、だいぶ以前に書いたものですが、下記の「等倍画像に物申す!」に記載してあります。

「等倍画像に物申す!」
デジタルカメラの等倍画像が綺麗ではない理由

フォビオン素子(3層)のカメラを使うと、他のカメラの画質では満足できなくなるという話をよく聞きますが、それは確かに自分も感じます。DP2の画質を見ていなければ、昨日発売されたオリンパスの「E-P1」の画質も、少しは魅力に感じられたかもしれません。

もちろん、写真やカメラは画質だけじゃないですので、それぞれに存在意義があります。ただ、「画質」で選ぶならば、3層式一択で間違いないと思います。今後の多くのデジタルカメラが「3層式」の素子を搭載することを強く望みます。こういうときは、ユーザー(消費者)的には、特許の存在がわずらわしいことになってしまいますね。特許の詳細はわからないですけれど、権利を持っているシグマさんも損をせずに、なおかつ各メーカーが大きなリスクなく3層式を出せる状況になれば嬉しいところです。


それから、自分的にイチローの安打数と共に気になっている「うちのDP2のフリーズ無し記録」ですが、現在1121枚フリーズなし継続中です。3000本安打を達成した暁には、「自分的なフリーズ終息宣言(ただし「LCDスリープをオフ」「オートパワーオフを5分」に設定)」をしたいと思います。

その後は、オートパワーオフを本当は2分で使いたいので、原因究明も含めて、また「オートパワーオフを2分」で行けるかどうか試してみたいと思います。(ファームv1.02でこっそり修正されていたりもあるかもしれないので)

                                                                                                      2009.7.4更新
 


DP2 (ISO200) 41mm F3.2 RAW撮影&カスタム現像

『橙(だいだい)一輪』

写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。
※この写真は、被写界深度が狭く、ピントも100%ではないので、拡大して鑑賞するタイプの写真ではありませんが、近撮F3.2での被写界深度、ボケなど何かの参考になれば幸いです。次はもうちょいうまく撮ります。
 


先月に続いて、DP2のファームアップ(v1.02)が来ましたので、さっそく適用してみました。
http://www.sigma-dp.com/DP2/jp/firmware.html

> オートフォーカス性能の向上を図りました。
> マニュアルフォーカス時にOKボタンを押すだけで拡大表示されるようになりました。

オートフォーカスに関しては、どの辺が変わったのか自分の使った限りでは実感できなかったのですが、徐々に改善されていくのは嬉しいところです。

v1.02の大きな改良点「マニュアルフォーカス時にOKボタンを押すだけで拡大表示」は、今までよりも1ステップ余計な操作が省かれたため、かなりマニュアルフォーカス(MF)での撮影がしやすくなりました。

今までは、拡大するために「OKボタンを押す→上ボタンを押す」の2つの操作が必要だったため、結局面倒で、AFでギリギリOKそうな場面では、AFを使うことが多かったのですが、v1.02からは、どんな場面でもMF使ってみようかなとも思える操作性になりました。

実際はほとんどの場面で、AF使用でOKですが、マクロ的な近距離撮影(DP2は28cmまで寄れます)はMFの出番です。液晶画面で「拡大表示」を見ながらですと、慣れればなかなかピントの山が掴めて、自分の合わせたいところに(100%ではないですが)合わせられます。

ただ、100%完璧なピント合わせは23万画素の液晶では拡大しても足りない感じです。これについては、同じカットを2,3枚撮影しておくことで対処することになります。それでも、ダイヤルを回している感触が楽しく、距離も一目でわかるので、楽しく撮影できます。


今回のファームアップでは、「フリーズ問題」に関する記載は全くありませんでした。

うちのDP2は、ファームv1.01で、「LCDスリープをオフ」「オートパワーオフを5分」に設定してからは、現在1055枚フリーズなし継続中です。(現在v1.02にファームアップ&同じ設定)

まだ要観察ですが、フリーズしないで使えていると、撮影から帰ってきたときに、気分的にもやっぱり嬉しいものです。

                                              2009.6.28更新
 


DP2 (ISO100) 41mm F3.2 RAW撮影&カスタム現像

『あぶない!!』

写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。

ぶっちゃけ河童(カッパ)は居ません。(こどもたちには内緒にしてくださいね!!)
 


DP2 (ISO400) 41mm F3.2 [1/25s] RAW撮影&カスタム現像

『かっこいいコスチュームに包まれて』

写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。

 


オリンパスのマイクロフォーサーズ機「E-P1」の実写サンプル写真が、海外の各所で公開され始めています。

「標準設定でのJPEG撮影」と思われるサンプル写真の画質は、ハッキリ言って良くないです。シャープネス処理が「等倍画像をターゲット」にしてしまっているため、強く掛かりすぎていて、実使用時(スライドショー鑑賞や印刷)に遠近感が乱れてしまっている画質だと感じました。

CMを担当している「宮崎あおい」さんは、現在「E-410」を愛用しているらしく、それに「E-P1」が加わったとしたら、そのやや硬調すぎる画質になって大丈夫なのかどうか心配です。

dpreview.comさんのサンプル写真を見てみてください。※等倍よりも、実際に使用する縮小サイズを眺めた印象(硬いか柔らかいか)が重要です。

オリンパス E-410 … E-410も自分的にはシャープネス処理が少し強いと思いますが1000万画素等倍がターゲットなので、E-P1ほどは硬くなっておらず、奥にあるものは奥に感じられると思います。E-420もE-410と同傾向です。
http://www.dpreview.com/gallery/olympuse410_samples/

オリンパス E-P1 + ズームレンズ等 … ピント範囲外も硬くなって(奥にあるはずのものの一部分だけがクッキリ手前に見えがち)しまっています。
http://www.dpreview.com/gallery/olympusep1_preview/

「アート(芸術)」としての画質を考えると、好みは人によって千差万別なので、シャープネスが強すぎる硬い画像も、ひとつの表現方法として成り立ちます。

ただ、「写真」としての画質として考えると、シャープネス処理が強すぎる画像は、遠近感が破綻してしまっているため、理屈的にも高画質とは言い難い画質ではないでしょうか。

おそらくオリンパスの開発者の方々も、「1200万画素の等倍画像」をターゲットにするあまり、前機種との「縮小された状態(実際によく使うサイズ,印刷された状態)での画質比較検証」が、満足には行われていない気がします。(存分に行っていて、縮小,印刷時の、あの硬い画質が一番ベストだと判断して発売したのだったら、ごめんなさい)


ただし、E-P1は色々設定できますので、解決策があります。JPEG撮影でも「シャープネスの設定」を弱めにすればいいですし、SDカードやハードディスクが安くなった現在では、全てRAW撮影して好みのシャープネスで現像してしまえば、この問題に関しては全く問題がなさそうです。

おそらく、私と同様のことを感じてだと思いますが、下のサイトで公開されている、「E-P1」の実写サンプル写真は、全て「シャープネス最低」の設定で撮られています。

オリンパス E-P1 + 34mmパンケーキレンズ
http://www.lenstip.com/1728-news-Olympus_E-P1_+_Olympus_M.Zuiko_Digital_17_mm_f_2.8__-_sample_shots.html

等倍画像からトリミングで使う方以外(つまりほとんどの方)は、強すぎないシャープネス設定で撮っておくのがベストに思います。

強すぎないシャープネス設定で撮っておけば、等倍トリミングしたくなった場合や、アートとして不自然でもシャープ感を強調したい場合にも、レタッチソフトで後からシャープネス処理を行うことができます

逆に、強いシャープネス設定で撮ってしまった場合は、弱めシャープネス処理のような自然に近い遠近感に戻すことは不可能なのです。


つまり、「写真画質」から「アート画質」へは容易に加工できますが、 「アート画質」から「写真画質」へ戻すことはできないのです。

ですので、「等倍画像のシャープさとノイズだけで画質を判断する一部のレビュアーの方々」には不評になってしまうかもしれませんが、デフォルトでは「写真画質」であるべきだと考えます。


E-P1本体と同時発売の34mmパンケーキレンズは、コンパクトデジカメとしてはそれなりに良い部類なのではと思いますが、DP1やDP2と比べてしまうと、少し周辺の描写が甘い(絞っても)部分があるようです。

あと、色の感じやノイズなどは、まだサンプルが少ないので、またたくさんサンプルを見て、機会があれば書きたいと思います。

低感度の画質を優先ならば、残念ながらDP2とは比較にならない(DP2のほうが表現力が上)と感じます。高感度も、DP2は癖(暗い部分に緑や赤が被る。E-P1のような通常のCMOS,CCDのノイズよりも目立ちがち)はありますが、3層の解像力を生かした印象的な高感度写真が撮れます。

左上のお地蔵さんの写真はISO400です。屋根の暗い部分に緑被りが見られますが、フルサイズ最上機のISO400でも、これだけの布、石、ガラス、木、紙、金属の表現は難しいのではないでしょうか。

                                              2009.6.21更新
 



DP2の写真4枚(日を浴びる草,三輪車,雲の存在,野球スコアボード)オリンパス「EP-1」についての話
は、トップページが重たくなったため、別のページへ分けました。
DP2の写真4枚(日を浴びる草,三輪車,雲の存在,野球スコアボード)&
オリンパス「EP-1」についての話


                                                                                                     2009.6.21更新
 


DP2 (ISO100) 41mm F5.0 RAW撮影&カスタム現像

『犬とダンボール』

写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。※1/20秒なので微妙なブレはあります。

ダンボールの上に全部乗ってしまわずに、前足はコンクリに置いていました。
動き出し優先なのだと思います。
 

DP2 (ISO100) 41mm F3.2 RAW撮影&カスタム現像

『古き空きびん回収ポスト』

写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。
 


せともの禁止は、まだなんとなくわかりますが、石禁止は、小中学生が見たら逆に入れてみたくなるでしょう。

こだわりを感じる凝った字体は素敵です。

                                              2009.6.14更新
 



DP2 (ISO100) 41mm F5.0 RAW撮影&カスタム現像

『たんまりと収穫』

写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。
 


曇りの日は、綺麗な被写体を見つけるのが難しいので、なかなかシャッターチャンスが訪れないのですが、時にはいいチャンスがめぐってくることもあるようです。スーパーや食卓で見慣れたキャベツですが、ここでは宝の山のように見えました。


DP2の新しいファームウェア(v1.01)を適用してから500枚程撮ったところで、残念ながらフリーズが起こりました。買った当初のv1.00ファームの時代から、通算で6回目ぐらいのフリーズとなります。

その間合計で3600枚程度撮影しているので、うちのDP2のフリーズ率は600枚に1回イチローの打率並みではなかったことだけは救いです。

多くのDP2ヘビーユーザーの方々のブログ等を見ると、自分が見た限りでは、ほぼ全ての方がフリーズを経験された旨を書かれていますので、個体不良ではなく、現状の仕様なのでしょう。

「電源ボタン長押しですぐ復活する」「こんな弱点があっても、DP2の撮影の楽しさと画質で怒る気にはなれない」という状況なので、現状はストレスなく使っていますが、変なタイミング(AF作動中など)でフリーズされると故障してしまうんじゃないかという心配は持っています。

なので、こんなに楽しいカメラなのに、快く人に勧めることがかないません。


メーカーのシグマも、この件についての公の発表は、
> Ver. 1.01
> 特定の条件下で発生するフリーズ現象の頻度を軽減しました。

これが初登場で、現在もこの情報のみです。
せめて、「電源の長押しで復活できること」や、ユーザーへの謝罪文や、今後完全解消の見込みがあるのかどうか等を、書かれてあるとまだ救われる気がします。(メールで問い合わせた方には、きっと丁寧な謝罪文は来るのでしょうけれど)


フリーズの確実な再現ができれば、シグマさんに知らせて、原因特定に役立ててもらえると思うのですが、現状、あまりDP2を痛めつけるテストはしたくないので、今の所それもかないそうにありません。

わかっていることだけ書き出してみると、自分がフリーズに遭遇したときに共通する傾向としては・・・
電源を入れてから、少し(1〜3分ぐらい)時間が経っている(フレーミングや被写体の動き待ちでAF含めてボタン類をあまり押さない状態での時間経過だと思う)時にシャッターを押した。電源を入れてすぐシャッターを切ったときにフリーズしたことは、たぶんない。
・Aモードで絞りを替えてすぐにシャッターを押した直後が多かった気がする。

あとユーザーの方々の情報によると、LCDスリープやオートパワーオフの設定によって、フリーズの頻度が変わるという話もあって、言われてみると、たしかにLCDスリープやオートパワーオフで設定した時間近辺(自分の場合電源投入後1分,2分)でフリーズが起こっていた気もします。

なので、さっそく、「LCDスリープをオフ」「オートパワーオフを5分」に設定して様子を見てみることにしました。


頻度が多くないとはいえ、シャッターボタンを押してフリーズしてしまう仕様のカメラというのは、今まで聞いたことがありません。頻度も決して商品として許されるほど少ない頻度ではないと思います。

その瞬間しかないシャッターチャンスだった場合は、取り直しが効かず、大切な一枚が失くなってしまうわけです。

自分はそのリスク込みでも、DP2という面白カメラを使っていきますが、大手を振って他の方に勧めることができないのが、とても残念でなりません。

もし、フリーズの不具合を認識していながら発売に踏み切ったのならば、次からはシグマの製品を買うことはないかもしれません。発売時に認識していなかったとしても、テスト不足の感が否めません。厳しいですけどそういう世界だと思います。

                                              2009.6.11更新
 



DP2 (ISO100) 41mm F5.0 RAW撮影&カスタム現像

『白く咲き乱れる』

写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。
 


この小さな白い花は、個々で見ると少しオシベがだらしない感じで、そんなに器量が良いわけではなかったのですが、連なることで一変して綺麗で魅力的な花に見えました。


DP2の新しいファームウェア(v1.01)ですが、適用してから400枚程撮った限りでは、まだフリーズは起きていなくて快調です[※6月9日追記。少し長め(2、3分)の撮影中にフリーズ1回起きてしまいました(詳細は次回)]。電源ON時等に、一瞬液晶画面が乱れることがあるのは、新ファームでもやはり時々起こっています(一瞬なので実用上の問題はないですが)。

DP2で撮るようになって、F50fdから一番変わったなと思うところは、「4:3」(F50fd)→「3:2」(DP2)の縦横比です。

「3:2」の比率は特に縦写真のときに、だいぶ縦長になるので、「4:3」のときと同じ感覚で撮っていると、上下が余って、空を入れすぎたり、余白を埋めるために無意識に寄りすぎたり等、なかなか慣れるまで大変です。最近になって、やっと感覚がつかめてきた感じですが、まだまだうまくつかめていないかもしれません。

「35mm」(F50fd)→「41mm」(DP2)の画角差は、ほとんど感じませんでした。DP2は41mmでも「3:2」の縦横比でややワイド型の比率なので、横方向は思っていたよりも広く写るからだと思います。

昨日は快晴でたくさんの写真を撮れたので、先週撮ったの1枚と合わせて今回5枚掲載できました。


それから、オリンパスのマイクロフォーサーズ機(6月15日に詳細発表)の情報リーク(本体と思われる写真も)が出回っているようで、大きさ的にはDP2(レンズ収納時)より少し大きなサイズ(34mm単焦点レンズ装着時)のようです。

自分はDP2を買ったので、すぐにマイクロフォーサーズを買うことはないと思いますが、1年か2,3年後には、DP3(仮)かマイクロフォーサーズか(またはその他のメーカーからも小型高画質機が出れば嬉しい)で迷うことになると思います。

ただ、低感度の画質的には、フォビオン機(3層フルカラー)が余りにも鮮烈で、野外撮影が主な自分としては、次も「3層式」の素子を積んだデジカメを選びたい気持ちです。

マイクロフォーサーズは、レンズの交換ができることが大きな魅力です。自分の場合、買ったとしたらおそらく単焦点1本でほぼ付けっぱなしだと思いますが、そんな使い方の人でも、カメラ本体側だけ買い換えてバージョンアップできることは、多少コストパフォーマンスが良さそうです。※6月9日追記。一方、DP2のようにレンズを交換できない一体型には、本体を薄く&軽くしやすいという大きな利点があります。

AFや撮影間隔などの速度は、おそらくオリンパスのほうがDP2より速くなりそうですね。DP2も、「遅い」と言われますが、ストレスがたまるほど遅いわけではなく、MFを含めて「操作性」はかなり良いほう(少し慣れるとかなり素早く操作できる操作系)だと思うので、「暗めの室内のAF」以外は使いやすいカメラだと思います。

その辺も含めて、DP2とマイクロフォーサーズで迷っている方は存分に検討なさってみてください。

とにかく、色々と発売されるのは楽しみですね。15日の正式発表も楽しみです。
 


DP2 (ISO100) 41mm F5.0 RAW撮影&カスタム現像

『窓から日を浴びて』

写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。
  

DP2 (ISO100) 41mm F3.2 RAW撮影&カスタム現像

『無造作に六本』

写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。

DP2(3層フルカラーCMOS)の質感表現の良さが出てくれていると思います。
 


DP2 (ISO100) 41mm F5.0 RAW撮影&カスタム現像

『た〜すけて〜』

写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。
 

1層式の普通のCCD・CMOSでは、たとえ最上級フルサイズ機でも、ここまでの質感の再現は難しいのではないかと思います。DP2で工芸品などを撮ると特に、本当に目の前にあるような感じにリアルに写ります。

フォビオン(3層式フルカラーCMOS)機も、DP2になって色の再現性が向上して実用的になり、やっと成熟期に入ったのではないでしょうか。

例えば、 質感が大切な「昆虫や花の図鑑」なども、フィルムかもしくはDP2のように「3層式」のデジカメで撮った写真のほうが、今の子供たちも多くを感じることができそうな気がしています。


DP2の画質に関してひとつ気になるところがあって、好みにもよるかと思いますが、オートで現像(またはJPEG撮影)すると、シアン(水色)や緑色の主張が目立ちすぎることが多くあります

最近のフジフイルムのコンパクト機(F200EXRやF100fd)も、同様にオートホワイトバランスで青系色の主張が目立つ傾向があるようですが、おそらく「ぱっと見重視」なのだと思います。(&F700のときもそうだったのですが、ダイナミックレンジ拡張(画像合成)機能が働いたときの空等の色バランスの調整が難しいこともあると思います)

時間を制限された画質テスト(会議室などで行われるやつ)などでは、「ぱっと見重視」の画質のほうに○を付ける人が多そうですし、店頭や雑誌(レビューサイト)で他機と並べて比較されてしまった場合、「ぱっと見重視」の画質でないと売れなくなってしまう恐れがあるからかもしれません。

他の家電でも同じように、液晶テレビやディスプレイなどで、デフォルトの明るさが異様に明るく設定されているのも、店頭で他と比較されたときに綺麗に見えないといけないためで、普通の家庭ではデフォルトでは明るすぎる設定なことが多いようです。

「ぱっと見重視」で無理にチューニングされた画質は、少し長く眺めて鑑賞していると疲れます。広告や商品アピールなどの撮影の場合、「ぱっと見重視」の画質は大事だと思いますが、家庭や作品作りで実際に使う場合は、「鑑賞してしっくりくる画質」のほうが大事なのではないかと思います。


自分の場合、DP2で撮った写真の多くは「彩度-0.1」「カラー調整 1M+1Y」で現像しています。(このほうが自分の好み&おそらく多くの方が長く眺めて鑑賞しても違和感が少ない画質だろうなと推測します)

たしかに青空の写真などでは、DP2デフォルトのほうが「ぱっと見綺麗」に感じることもあるので、自分が現像しているときも、カラー調整するかどうか迷うこともあります。でも、やっぱり悩みに悩み抜いて、「ぱっと見重視」よりも「鑑賞重視」の画質に決まることが多いです。

この辺は好みや撮影スタイルによって異なってくるものかもしれませんが、自分は「写真はある程度じっくり眺めて鑑賞して何かを感じるもの」だと思っています。家庭の懐かしい写真なども、ぱっと見で「綺麗だね〜」というよりも、じっくりと鑑賞してあれこれ思い出したり語ったりしたい人も多いのではないでしょうか。(もちろん、広告写真やクイズ番組などで使う写真など、「ぱっと見重視」が有効なケースもあります)


それでも、DP2のようにRAWで撮影できるカメラの場合は、この辺も自由に調整して現像できるので、JPEG撮影時を除いては全く問題なく好みの画質にすることができます。

自分がDP2と共に愛用しているフジの「F50fd」は、JPEG撮影しかできませんが、「ぱっと見重視」ではなく「鑑賞重視」の高画質なコンパクトカメラです。「印刷して鑑賞したときの画質」「スライドショーで鑑賞したときの画質」を実直にシンプルに追及した(弱めのシャープネス処理&弱めのノイズ除去処理&誇張しすぎないホワイトバランス)感じを受ける画質です。(残念ながらフジのF100fd以降は「鑑賞重視」の画質ではなくなった気がします。自分で調節することも叶いません)

まだDP2で試してみたいことが多すぎて、最近F50fdの出番がない状態ですが、小さいCCDには小さいCCDなりの利点もあるので、その辺りについてもまた書いていければと思っています。
 

DP2 (ISO100) 41mm F5.0 RAW撮影&カスタム現像

『煙突がいっぱい』

写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。
 

DP2 (ISO200) 41mm F5.0 RAW撮影&カスタム現像

『お洒落なツツジ』
 見慣れないお洒落なツツジ?に出会いました。虎のような模様と、おしべの色が印象的でした。
写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。
                                                                                                      2009.6.1更新
 


DP2 (ISO400) 41mm F3.5 RAW撮影&カスタム現像

『美人鴨』

写真をクリックすると大きな写真(206万画素。ISO400&暗部を持ち上げたので、見やすい200万画素サイズまで縮小しました)を表示します。
 

鴨にも美人は居るようです。


待ちに待った、DP2のファームアップが来ましたので、さっそく適用してみました。
http://www.sigma-dp.com/DP2/jp/firmware.html

> Ver. 1.01
> 特定の条件下で発生するフリーズ現象の頻度を軽減しました。
> オートフォーカスの精度の向上を図りました。

この一ヶ月間で、うちのDP2はフリーズ通算4,5回だけ遭遇していて、いずれも電源の長押しで対応できていたので、致命的な感じではなかったのですが、それが直るのは嬉しいです。

フリーズした場面は1回が「長くSETUPや撮影設定をいじって遊んでいた(マイセッティング保存直後)」、あとの3,4回が「連続撮影で短い間隔でAF&シャッターを切っていた」ときでした。

「軽減」ということで、うちのDP2で本当に改善されたかどうかは、まだわかりませんが、少しテストしてみた限りでは、シャッターを切ったあとにすぐ砂時計が表示されるようになって(たしかv1.00ではビューが表示されたままだった)、連続でシャッターを押しても安定して動いているような気がします

あと、「稀に出ていた電源オン時の液晶画面ノイズ」も無くなった?ようで、完成度が高まった感じです。

オートフォーカス(AF)は、野外では特に問題を感じなかったのですが、少しでも暗めの部屋の中(特に少しでものっぺりとした箇所)では、合焦できない場合も多かったです。

今回のv1.01で、少し良くなった気がしますが、まだまだ暗めの所ではMFを使うほうが確実な感じです。他社製のコンパクト機のAFは、補助光なしでも、少しぐらい暗めの部屋で問題なく使えていますので、DP2もあとここさえ良くなれば、かなり基本完成度の高いデジカメになると思います。

でも、あえてMFでいじるのも楽しいのです(^^; そういうカメラなのかもしれません。

またv1.01で実戦で使い込んでみて、何かあったら書きたいと思います。

                                               2009.5.29更新
 


DP2 (ISO100) 41mm F3.2 RAW撮影&カスタム現像

『天を見上げて妄想にふける』

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ハッスル。ハッスル。

                                               2009.5.23更新
 


DP2 (ISO100) 41mm F5.0 RAW撮影&カスタム現像

『口取り式』
 競馬で優勝した馬と一緒に、その馬の関係者が記念撮影する式を、口取り式と言います。喜びもひとしおでしょう。
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F5.0が一番シャープで色も濃厚に載る。
シグマ「DP2」のF値による画質の変化

「3層式」のフォビオン素子を搭載したデジタルカメラは、現行で売っているデジカメの中で唯一「等倍画像での鑑賞ができる品質」のデジカメだと思います。
それを最大限に生かすために、絞りによる画質の変化を考えた撮影がしたくなり、自分なりに色々と試行錯誤した結果をまとめてみました。
 

DP2 (ISO100) 41mm F3.2[1/20s] RAW撮影&カスタム現像


『ビル街の夕暮れ』

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都会には都会なりの綺麗さもありました。

                                               2009.5.21更新
 


DP2 (ISO100) 41mm F7.1 RAW撮影&カスタム現像

『カメラ目線』

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暖かくなり、虫たちも、どんどん元気に活動を始めて来ました。

                                               2009.5.16更新
 

DP2ですが、先日、「F5.6〜F7.1辺りが解像度良さそう」と書きましたが、色々な場面を撮影してみて比べてみた所「F4.5〜F5.0辺りが解像度良さそう(レンズのコントラストが高く色の載りがいい)」です。F5.6以降は縮小サイズでもわかるほど色の載りが少しずつ落ちていきます。F5.0だと等倍でも本当にシャープで凄いレンズだと思います。F4.0は鋭いですが「F5.0,F5.6と比較してしまうと」フォーカスが少し甘い感じです。F4.5とF5.0の比較はまだ不十分で、大きな差はなさそうですが近日両方でいろいろ写してみます。←5月16日追記。F4.5はF4.0寄りの描写で、F5.0のほうがフォーカスが鋭いようです。自分は通常のシーンはF5.0で撮ることが多くなりそうです。

大きくぼかしたときのボケの柔らかさはF7.1ぐらいまで絞ったほうがいい(自分の好み)のですが、被写体の解像感はF7.1よりF5.0のほうがかなり上のようです。パンフォーカス風に撮るときでも、絞りすぎるよりF5.0のほうが色の載りによるシャープ感がある(空や緑の発色も良い)ので良さそうな気がします。手持ち撮影ですが比較写真など含めて、近日書きたいと思います。

                                                                                                       2009.5.15更新



DP2 (ISO100) 41mm F7.1 RAW撮影&カスタム現像

『虹』

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※暗部をだいぶ持ち上げていますので、等倍だと暗部はややノイズあります。
 

何度か虹は見てきましたが、これほど近くで大きな丸い虹を見たのは初めてでした。
丁度カメラを持ち合わせていたことにも感謝です。

                                               2009.5.9更新

シグマの「DP2」は、通常のCCDやCMOSとは違い、独特の映像素子「フォビオン」を積んでいるデジタルカメラです。

「フォビオン」は、画素が3層構造になっていて、「1点の光」を色まできちんと解像できる素子(フルカラー)で、フィルムに近い仕組みと言えます。

逆に言うと、普通のCCDやCMOSは、色解像的には不完全な素子(モノカラー)で、フィルムの色解像とは懸け離れたデジタル的な仕組み(1点ではなく「複数の光の点」から色を予測する。予測が当たらないことも多い)と言えます。

フォビオンやフィルムのように、色の解像が正確にできていると、写した被写体の「質感の再現性」が高くなります。まだ、DP2を使い始めて間もないですが、DP2で写した写真は特に「触ったらこんな感触なんだろうな」というのがよく伝わってくる写真が撮れています。

道路やコンクリート、布、紙、葉っぱ、鉄、肌、髭、などなど、普通のCCD,CMOSでは画像縮小しても濁りがちなところを、フィルムのように平気で質感を伝えてきます。質感の再現が良いと、その場の空気感も伝わってきます

てんとう虫と草(等倍サイズ470万画素) DP2(ISO100)41mm

この「てんとう虫と草」の写真は、その質感の表現に驚いた写真です。
草の「微妙なザラザラ感」てんとう虫の表面の「ツルツルにはならないその一歩手前の質感」が驚くほど再現されていると感じました。

そして、昔、小学生のときに好きだった昆虫図鑑の写真(フィルム撮影)を思い出しました。

この表現力が3層式の利点なのですが、フィルムカメラからの歴史を考えれば、逆に3層式のほうがが当たり前であって欲しかったという気がします。


フォビオンが最高かと言うと、もちろん弱点もあります。1層式と比べると、高感度撮影にはあまり強くない(サイズが470万画素なので、画像の処理でごまかしにくい暗めの光では色にムラが出る)ことです。

左下のISO400の写真も、同じAPS-Cサイズのデジカメと比べる(同じ470万画素相当に縮小)と、暗部を持ち上げて現像したことを加味してもノイズは多いと思います。暗部の色ムラも気になる人は気になるかもしれません。

ただ、自分はDP2のISO400写真は、かなり好きな画質です。大きなサイズで見るとノイズはありますが、3層式の利点である質感,空気感の再現は崩れていないからです。

実用的なサイズ(L判,2L判印刷、スライドショー鑑賞)なら、ノイズの問題も全く感じません。 SDシリーズ(シグマ一眼),DP1(姉妹機)から、フォビオン&現像技術が進化して来たのだと思います。


今は3層式素子を積んだデジタルカメラを発売しているのは、まだシグマだけですが、ニコンやキヤノン、ソニー、パナソニック辺りが3層式のデジカメを出したら、その違い(等倍画像で誰でも違いを感じるはず)が多くの人に伝わって、3層式が主流になっていく気がします。

ここに目を通してくれたプロの写真家の方。高感度撮影が多い新聞記者の方は別として、特に自然を撮ったり、古い建物や風景など、質感・空気感が重要な写真を撮っている方は、3層式素子を積んだデジカメにもっと注目して、3層式(orそれと同等の3板式など)を推進していってもらえたら嬉しいです。3層式にはそれだけの魅力があると思います。

ここを読んでいただける方の数もそう多くはないですし、プロ写真家じゃない自分が3層の良さを語っても、なかなか伝わりにくい所もあるかと思います。


それから、このサイトでも、F50fd(1層式ハニカムCCD)で撮った写真を300万画素サイズで掲載しているように、1層式でも画像を1/4サイズ程度に縮小することで、3層式の画質へ近づけることができます。

それでも、最上級のフルサイズ一眼機の画像を縮小しても、3層式の質感,空気感再現には、だいぶ届かないように感じています。

                                               2009.5.14更新

(F50fdがご無沙汰になっていますが、次回かその次あたりで、「小さなCCDの利点」について、書く予定です)
 

DP2 (ISO400) 41mm F2.8 RAW撮影&カスタム現像

『素敵な提灯』

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DP2 (ISO400) 41mm F2.8 RAW撮影&カスタム現像

『ランプ犬』

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                                                                                                       2009.5.9更新


LC-1を取り付けたときに注意した点や、準備した工具などをまとめてみました。
シグマ「DP2」に、リコー「LC-1」(自動開閉式レンズキャップ)を取り付ける。

「改造LC-1」を取り付けたままで、フラッシュ撮影を何枚か試してみましたが、ケラレが発生せず問題なく撮れました。
LC-1を極限まで薄く削ったのが功を奏した感じです。色々な条件ではまだ試していませんが、嬉しい誤算です。

あと、うちのDP2もついに1度だけフリーズしました。発生条件はわかりませんが、撮影モードにしてかなり長く設定をいじっていたときでした。
他のユーザーの方も稀に起こっていて、ファームアップでの対応がされるようですが、なるべく早く解決して欲しいですね。
フリーズは電源ボタンの長押しで復帰できました。(それでも無理な場合は電池をいったん抜くと大丈夫らしいです)

これだけ使って初めてのフリーズで、頻繁に出るわけではなさそうなので、現状は気にせず楽しく使っていこうと思います。
画質のおかげも大きいですが、DP2は、それぐらい撮るのが楽しいカメラです。
                                                                                                       2009.5.8更新



DP2 (ISO100) 41mm F3.2 RAW撮影&カスタム現像


『遠くを見つめて…』

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                                                                                                      2009.5.5更新
 


DP2のISO800について他
は、トップページが重たくなったため、別のページへ分けました。
DP2の写真7枚&ISO800について


それから、リコーの「LC-1」を改造して作ったDP2用自動開閉レンズキャップですが、おかげさまで無事に1日使えました。通常の純正レンズキャップの場合、自分は左手に外したキャップを持ちながら撮影しがち(ポッケに入れると時間が掛かる)だったので、改造LC-1を付けてからは、左手も添える感じでなくしっかりとカメラにグリップできるようになって撮りやすくなりました。

昨日の撮影中は、もうすでにキャップを取る癖が付いていたらしく何度も左手をキャップの所に持って行って空振りしていました(笑)。慣れればキャップありでも何とかなるのですが、キャップを落とす心配がゼロになったことと、電源を入れてすぐ撮影できることは、カメラにとって重要なことだと実感しました。

近日、自分が改造製作したときに注意した点などを、まとめてみたいと思います。「削る根性(昔のRPGの経験値稼ぎのような感覚でした)」と「接着のときにあせらない気持ち&いらないプラスティック破片で予行練習」が重要でした。「接着剤が完全に乾くまではカメラに取り付けないようにすること」は必ず要注意です。乾いていないと、接着剤の種類にもよりますが、レンズのコーティングにダメージを与えることがあります。


FinePix F50fd (ISO400) 35mm F3.2 WB:オート

LC-1は、キャップが閉まった状態でも、わずかに隙間が開いているので、このまま鞄に放り込むのは埃(ほこり)の進入を考えるとよくないかもしれません。自分は鞄に入れるときはDP2付属のソフトケース(巾着)に入れてから鞄に入れてます。

あと、DP1先人の方の話によると、オプションの光学ファインダーを付ける場合は、キャップの取り付け向きを上下反転(上側が1枚屋根になる)させないと、見づらいそうです。
自分は携帯性重視でファインダーを付ける予定はないので、デザイン重視で上を2枚屋根の向き(GX200と同様)で取り付けました。3枚の羽根の形もそれぞれ微妙に異なっていたので、どの羽根を下側に持ってくるかで、微妙に見た感じも違いました。自分で手作りした愛着というのもありますが、デザイン的にも中々かわいい感じに仕上がったと思います。

                                                                                                      2009.5.5更新
 


FinePix F50fd (ISO400) 35mm F5.0 WB:オート
写真をクリックすると大きめの写真(48万画素)を表示します。
 

こんにちは。

屈折のべ7時間ほど…。ついに、レンズキャップ「LC-1」(リコー機用自動開閉キャップ)のやすり掛け作業(薄く削る)が完了しました。

まず、左の写真のように、「DP2純正フードアダプタ(HA-21)」のカメラ側接続部分だけを切り取って、イカリング状にしました。(模型・アクセサリー用の小さなのこぎりと、紙やすりを使用)
(写真の左側)

そして、「リコーLC-1」を、ひたすら荒い紙やすりに掛けて、限界まで薄くしました。ここまで薄くしたのは、完成したときにかさばらない(鞄の中では1mmの違いでも大きい)ためにと、接着面を多くしたかった(円の外側の3つの出っ張りを主な接着面として利用)からです。
(写真の右側)

この2つのパーツを強力接着剤で貼り合わせて完成というわけです。今はすでに接着を終えて、乾くのを待っている状態です。

明日は、実際に取り付けて撮影に行ってきます。

接着前に動作の確認はしたのですが、強度の心配や実戦で大丈夫かどうかの不安はあります。うまく成功していたら、作成したときに注意した細かい点などもまとめて、掲載できればと思っています。

あと、LC-1の扉の開閉部分は負荷が大きいわけではないので、おそらくDP2本体にダメージ等はないと思いますが、自己責任での利用となります。フラッシュ撮影時はおそらくケラレるため、改造LC-1をいったん外してから撮影するスタイル、もしくはフラッシュはなるべく使わないスタイルになると思います。←LC-1を薄く削ったのが功を奏してか、フラッシュでもケラレはありませんでした。フラッシュ時でも存分に使えそうです。外部フラッシュについては試していません。2009.5.8追記

DP2が(自分的)理想のコンパクトデジカメとして完成するかどうか!?
明日の撮影が楽しみです。
                                               2009.5.3更新



DP2 (ISO100) 41mm F7.1 RAW撮影&カスタム現像


『時速300km/h』

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このところ、LC1(リコー用自動開閉レンズキャップ)にやすりを掛けつつ(DP2に付ける為に。すでに計小5時間程やっていますがまだ完成せず)、RAW現像の奥深さにハマってSPP(付属現像ソフト)をいじり倒している毎日です。

DP2のオートの場合、彩度が少し高めに設定されているので、特にシアン(水色)や緑色の主張が少し強い感じです。そこで、カスタム現像で彩度を-0.1してやると、自分的に好みでバランスも良い感じになりました。JPEGの場合は、カメラ側で彩度-0.2あたりにすると良さそうです。(以前にアップした写真も、再現像してアップし直しました)

                                                                                                       2009.5.2更新



DP2 (ISO100) 41mm F7.1 RAW撮影&カスタム現像

『やさしい光とテントウ虫』
写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。※テントウ虫が動いていたので被写体ブレしています。
 

DP2ですが、絞りをF7.1まで絞って写すと、ボケもきめが細かくなって、自分的には好みの感じのボケ&被写界深度で写せました。

F7.1まで絞ると、シャッタースピードも遅くなりがちなので、手ブレや被写体ブレは起こしやすいです。その場合、「ISO感度を上げる」か「F値を小さくしていく」か。悩みどころですが、自分的には、ISO200までは上げて、絞り気味の撮影で行こうかと思っています。

今後色々撮ってみて、ISO100と200の画質差が激しいようなら、また考えます。
(もちろん開放F2.8でも充分な高画質です)

あと注意点としてISO50は必要時以外使わないようにしたほうがいいと思います。DP2の基本感度はISO100なので、ISO50時は「ISO100で2倍オーバー露出撮影して、それをレタッチで半分の明るさにする」ような仕組みになっているようです。

ですのでISO50は白飛びしやすくなっています。滝を撮る時等でISO100よりもスローシャッターが必要なときだけ利用すべきのようです。DP2で最も高画質に撮れる(可能性が高い)のはISO100です。

※白飛び上等で、暗部の再現を優先したいときにはISO50も使えそうです(ISO100で露出オーバー気味に撮るのと同等だと思います。暗部のノイズが減ります)。 ←2009.5.3追記

まだまだDP2での撮影枚数が少ないので試行錯誤ですが、その自分なりの好みの撮影設定を見つけるのもまた、撮影の面白さだと感じています。

                                                2009.5.1更新
 



DP2 (ISO100) 41mm F3.5 RAW撮影&カスタム現像

『橋の向こう』

写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。
 
やっと晴天に恵まれ、DP2で撮った晴れの日の写真3枚アップできました。
ご覧のとおりの画質です。

まだ傾向もわからず&オート現像でも、かなり綺麗に撮れました。使い慣れてきたらもう少しうまく撮れればと思います。

(撮りやすさ、撮りにくさ(1日撮って特に大きな問題はなかったですが細かい所)、画質の傾向など、文章は近日執筆します)

                                                2009.4.27更新

掲載したDP2の写真(オート現像)を、カスタム現像した写真に差し替えました。
オート現像とカスタム現像の比較
                                                2009.4.30更新


1日(実質半日)撮ってみて、大きな問題になることはなかったです。自分が遭遇したDP2の機械的な細かい問題は・・・

×マニュアルフォーカスのとき、ダイヤルと液晶の表示が合わず、液晶の距離表示が1mより下に下がらないことが1度だけあった。電源を入れなおしたら問題なかったのですが、ファームに何かバグがあるのかもしれません。(1度だけで再現しないので、実質的には現状は大きな問題ではないです)

×電源を入れた直後等に、稀に液晶画面にノイズ(緑っぽい画面が1,2コマ一瞬出る)が見えることが3回程あった。一瞬ですし、使用上の問題はありませんが、気分的には、これも出なくなると嬉しいです。ファームアップに期待です。

あとは起動やレスポンスも問題なく、「キャップの脱着(LC1改造で近日改善予定)」「鞄へしまうときに付属のソフトケースに入れる(出っ張っている部分もあるので、無ケースだとさすがに不安)」なこと以外はフジのF50fdと同じ感覚で、特にストレスなく撮影散歩することができました。

普通のコンパクトデジカメより被写界深度が狭く、手ブレ補正も付いていないので、撮影するときに気をつけることは多くなりますが、楽しく撮影できるカメラだと思います。

                                                 2009.5.1更新

 


DP2の写真8枚&ISO800について他
は、トップページが重たくなったため、別のページへ分けました。
DP2の写真8枚&ISO800について

                                                                                                      2009.4.27更新



DP2 (ISO100) 41mm F2.8 RAW撮影&カスタム現像

『曇天の自販機』
写真をクリックすると大きな写真(470万画素。等倍サイズ画像)を表示します。

2009.4.30 オート現像からカスタム現像へ差し替えました。
オート現像とカスタム現像との比較はこちら
 

DP2来ました。
・ レスポンス問題なし(自分的に)。操作性良好。
・画質素晴らし。隅々まで解像良し。F2.8のボケは、大きいボケは少し二線ボケ気味になってしまうが、たぶん絞れば好みのボケ方になりそう(晴れの日に試してみます)。オートでも色再現良好。
・F50fdの良さもまた再確認。ただ次からも荷物が少ないときはDP2の稼動が多くなりそう。
・レンズキャップは、やはり少しわずらわしい。近日LC1を取り付け予定。

まだ使い始めですが、画質を重視するならば素晴らしいコンパクトデジカメな気がします。解像の自然さ(フォビオン3層による色解像)による質感の表現は、ニコンとキヤノンのフルサイズ一眼最上級機にも真似できないオンリーワン(低感度ナンバーワン?)なものがあるかもしれません・・・。

各詳細はまた明日書きます。
                                               2009.4.24更新

今日は雨天気だったので撮影に行けずでした。
DP2は、ぱっと見も高級な作りではないですが、昨日実際に持って撮影してみると、手にも馴染んで悪くないシンプルなデザインだと思いました。フジのF50fdと比べると重い(280gぐらい)ですが、自分的に充分携帯できる重さで安心しました。

操作ボタン類は、十字とOKボタンのバネが強い感じで、押したときにバネっぽい音がして少し気になりましたが、何度か押しているうちに馴染んできて大きな音はしなくなったので、問題ないようです。シャッターの押し具合も問題ないと思います。

操作も、自分的には「絞りとISOの変更が素早くできる」ことが大事で、それがしっかり出来たのですごぶる良好な感じです。(絞りは右上の上下ボタンで操作しやすい。ISOなど主要な撮影設定はQSボタンで素早く設定できる。)

レスポンスについては、AF(オートフォーカス)が速くないですが、一眼のように動くものを追うのは厳しいかもしれないですが、コンパクトデジカメとしてはそれほど遅くなく普通にストレスなく撮影できるAFだと思います。コントラストが低い所では少し合焦しにくい感じですが、ピントの精度的には良好で今の所大きな問題はありません。(ピントFULLモード設定で使用)

背面の液晶は見やすいですが画素数が少ないので、細かなピント確認はできません大きくピントを外した場合はすぐわかります。MF(マニュアルフォーカス)にすると、中央拡大表示機能が使えるので、細かなピント確認が必要な場合は、それを使うことになりそうです。

その他の撮影レスポンスは良好で、3枚までは短い間隔でシャッターが切れるので、スムーズに撮影できました。1枚撮った後にすぐISO等の設定変更も出来るので、使い勝手はかなり良いと思います。

F50fdとの比較になりますが、ひとつだけ少し遅いかなと思った箇所がありました。シャッターを切ったあとのプレビュー(撮影した画像)が表示されるまでにワンクッション間(1,2秒ぐらい)があります。(慣れで問題なくなる範疇だと思います)

あと、レスポンスはSDカードの速度も関係あると思うので、速いSDカードを使ったほうが良さそうです。自分はレキサーProの8GB(たぶんSLCタイプ)を使っています。SDカードには、SLCタイプとMLCタイプというのがあって、SLCタイプのほうが速度が速く寿命も長いので多少値段が高くてもおすすめです。

激安で売っている安いSDカードはMLCタイプなので、同じクラスでも速度が遅く、寿命も短く(SLCの1/10程)なります。ただ、高いSDカードでもSLCタイプかどうかはわからないのが現状のようで、googleなどで検索して調べてみると面白いかと思います。レキサーProの4GB,東芝の白いカードなどは、ほぼ確実にSLCのようです。パナソニックの金色カードの昔のロットはSLC,現在のロットはMLCなど、ロットや型番でも変わってくるようです。

DP2の画質については、晴れた日にたくさん写真を撮ってきてから、また書きたいと思います。
カスタム現像,レンズキャップ改造などの記事も追々書いていく予定です。
これほど面白いアイテムに出会ったのは久しぶりな気がします。

                                               2009.4.25更新
 


予約していたシグマの『DP2』が明日届きそうです。週末に一緒に散歩予定ですので、撮った写真をアップできると思います。
海外では一足早く発売されて、かなりいい感じの写真が撮れているようで楽しみです。
                                                                                                     2009.4.23更新



FinePix F50fd (ISO100) 35mm F5.0 WB:日陰

『力強い春の花』
写真をクリックすると大きな写真(300万画素。1200万画素から縮小して、ごく軽いシャープネスだけ掛けたもの)を表示します。
 

「たんぽぽ」は、葉っぱにも魅力がありました。地面に力強くへばりついています。その上に可愛い黄色い花を咲かせていました。


F50fdは、コンパクトデジカメとしては大きめなハニカムCCDを積んでいるので、諧調もかなり細やかに撮れました。最近のデジカメよりも余分なノイズ除去処理が少ないため、花びら・葉っぱ・石などの質感を、うまく表現してくれていると思います。

パソコンの「JPEG画像形式」は1677万色しか表現できない規格ですので、1/1.6インチのハニカムCCD(F50fd等)ぐらいの大きさがあれば、大きな一眼タイプのJPEG写真に遜色ない色表現(最大でも1677万色なので)の写真が撮れることも多いです。

高感度撮影や、明暗差が大きな被写体(曇り空や夕景、夜景など)では、CCD(CMOS)のサイズが大きいデジカメ(主に一眼タイプ)のほうが細やかな諧調表現ができます。ただ、どのカメラにしても、最適な露出で撮ることが一番大事な要素な気がします。

先日掲載したF50fdの猫の写真などは、若干F50fdには荷が重い明暗差がありましたが、レタッチソフトで少しコントラストを下げてやると、撮影時の雰囲気に近づいた見やすい写真になります。少しコントラストを下げたのがこちらの写真です。
暗い部分にもしっかりと諧調が残っていたので、わずかですが背景の木の部分に色が出て見やすくなったと思います。お使いのパソコンの液晶ディスプレイ(&設定)によっては黒が潰れ気味に見えるものがありますが、その場合、ディスプレイやノートPCの説明書など見ながら、暗部の諧調も見えるように調整するとデジカメ写真がより綺麗に見えるかと思います。(sRGB推奨)

『でじかめ温泉』の写真は、現在ほぼ全てレタッチなしの写真を掲載していますが、実使用ではコントラストを撮影時の雰囲気に近づけてレタッチ使用するのも、より良い使い方だと思います。その場合、暗部も出来るだけ塗りつぶし気味でないデジカメを選ぶことも大切です。

                                               2009.4.18更新
 



FinePix F50fd (ISO100) 35mm F5.0
WB:日陰

『だんだんと暖かく』

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シグマのDP2予約しました。決めるまでに、プロでない方の撮った「DP1の写真」や競合する「フォーサーズ機の写真」をたくさん見まくりました。DP1の、光が照射している所の細やかな諧調性、解像の自然な感じなどは、一眼タイプと同じ大きな「APS-Cサイズのフォビオン」ならではと感じました。おそらく夏発売のマイクロフォーサーズ機よりも、重量が軽い(電池抜きで260g)ことも決め手になりました。

F50fdも、上の写真みたいに濃厚な好みの画質で撮れるので、携帯性や使いやすさ(特にフラッシュやマクロ,ズーム)も含めると、自分のメインはまだF50fdだと思います。
今までは、USBケーブルとか充電器とか1つで済ませたいので、利便性からデジカメは基本的に1台だけ常用でやってきていたのですが、DP2が来たら2台交代体制になります。
DP2の動作が遅めなのは覚悟しつつ、到着がすごく楽しみです。

                                                                                                       2009.4.9更新
 



FinePix F50fd (ISO100) 35mm F5.0 WB:日陰

『青空と雲と桜と』
写真をクリックすると大きな写真(300万画素。1200万画素から縮小して、ごく軽いシャープネスだけ掛けたもの)を表示します。※風が強かったので、小枝部分は若干ブレ気味になってます。

昨年に続いて、今年もF50fdで桜を撮ってきました。
昨年は、ホワイトバランス「オート」で撮ったので、清々しい色合いで撮れましたが、今年はホワイトバランス「日陰」でレトロっぽく撮ってみました(最近は、ほとんど「日陰」に固定しっぱなしです。それでも大きくハズれることはなく、安心して使えます。)
昨年の桜
 
画角が35mmなので、肉眼で見慣れた雰囲気で撮ることができたと思います。
最近は28mm等の広角機を使っている方も多いと思いますが、一度少しズームさせて撮ってみてください。それぞれの画角に良さがあることがわかるかと思います。
特に、人や動物、植物などを撮る場合に、35mm〜50mm以上の「形が歪まない良さ」は大切なのではないでしょうか。

F50fdは、3倍ズームで無理な設計をしていない分、広角機のレンズに比べて画質面での優位さが出ている気がします。
 


FinePix F50fd (ISO100) 35mm F5.0 WB:日陰

『マイペースもうすぐ花開く』
写真をクリックすると大きな写真(300万画素。1200万画素から縮小して、ごく軽いシャープネスだけ掛けたもの)を表示します。

注目している「シグマのDP2」の値段が6万円台前後に決定したようです。(発売は4月24日)

予算は用意できたので、この桜を撮った日は、「もしもDP2で撮影していたら」を想定しながらF50fdで撮影してみました。

具体的にはDP2は、
・被写体に最短「28cm」までしか近づけないこと。(ただし41mm相当なので離れて撮っても、少し大きめには写る)
・電源オンに時間が掛かりそう。(DP1で3秒ぐらい掛かります。F50fd(フラッシュOFF時)は1秒ちょい程でかなり速いです)

なところを考えて、DP2でも撮影可能かどうかをチェックしながら撮影していました。

やっぱり、小さな花や、つくしなどをマクロで撮ったので、全体の1〜2割ぐらいは、DP2だと撮れない感じでした。ただ、その中で何枚かは、28cmでも構図を工夫すれば、また違った味の写真は撮れそうでした。

起動時間は、鳥を見つけたときに速くないと逃げられてしまうかなという感じでした。虫を撮るときも同様だと思います。それ以外は、一人で散歩している場合はOKだろうと思います。ただ撮影時間も含めて、みんなで出掛けている時に動作が遅いと、頻繁に撮る場合は迷惑掛ける感じになるので、使いにくいだろうと思います。

自分にとってDP2の魅力は、高画質な上にRAWで撮って好きなように画質を調整できるところです。しかし、今回桜を撮って来てF50fdもDP2とはまた別の味のあるであろう、かなりの好画質に撮れてしまったので、DP2にどれだけアドバンテージがあるか、夏(6月?)発売のオリンパスのマイクロフォーサーズ機も気になるので、今まだ購入迷い中のところです。

                                              2009.4.7更新
 



FinePix F50fd (ISO100) 35mm F5.0 WB:日陰

『温かなマフラー』
写真をクリックすると大きな写真(300万画素。1200万画素から縮小して、ごく軽いシャープネスだけ掛けたもの)を表示します。
 

以前にこの銅像を見たときには、帽子だけだったのですが、昨日は立派なマフラーまで装備していました。銅像さんも、今冬は温かく過ごせたのだと思います。


最近のデジタルカメラは、「暗部補正」や「ダイナミックレンジ拡張」機能があるので、場面によってそれを活用すれば、ピクセル画質は通常撮影時より一段落ちる感じになりますが、暗部の再現もうまくできます(ただし補正する量の調整が難しい)。

残念ながら、F50fdは「暗部補正」や「ダイナミックレンジ拡張」は付いていないのですが、通常撮影時でも、暗部の黒い所をだいぶ粘り強く表現してくれるコンパクトデジカメだと思います。
※F50fdでも、色の設定をクロームモードにして撮ると潰し気味の絵作りになります。

デジカメのCCDやCMOSは暗部(暗い部分)にノイズが載りやすいので、暗部をそのまま表現した場合「等倍画像」で見るとノイジーな感じになります。ですので、通常撮影時には、暗部の表現を諦めて潰し気味の絵作りをするデジカメも多いようです。

前回書いたDP2(シグマの新製品)の、デフォルト現像写真も、その傾向(わりと急に黒く落とす)があるようです。フォビオン素子は、CCDに比べて光の弱い部分を捉えるのがあまり得意ではないようなので、その辺りが影響しているのかもしれません。もちろん、RAWで撮れば多少ノイズが出ても暗部を持ち上げることもできますし、少しオーバー露出で撮って調整すれば好みの絵も作れそうです(この場合、ISO100のデジカメを実質ISO70や80,90的に使うことになります。その関係から、暗部を切り捨てた絵作りのほうが、スペック表に高いISOを書くことができることになってしまっています)。

自分としては、等倍表示でのノイズにこだわらず、「暗い部分も切らずに表現する絵作り」のほうが好きです。左の銅像の写真も、「真っ黒になるまでの間」を急には落とさずに頑張って表現してくれました。後継機のF60fdでは、コントラストが高めの絵作りになってしまって、この辺りの粘りが見られなくなった感じがします。

「等倍画質」より「実用画質」が有用と思います。

「等倍画像に物申す!」
デジタルカメラの等倍画像が綺麗ではない理由

                                                2009.4.1更新
 



FinePix F50fd (ISO100) 35mm F5.0
WB:日陰

『春を知らせる雪柳』

写真をクリックすると大きな写真(300万画素。1200万画素から縮小して、ごく軽いシャープネスだけ掛けたもの)を表示します。
等倍画像(1200万画素)はこちら※このぐらい緩めの画質(無理矢理な化粧がされていなく、実使用(縮小)時に高画質)が、デジカメCCDの正常(健全)な等倍画像です。

だいぶ春が近づいてきました。昨日、F50fdで色々撮ってみて改めて感じたのは、ハニカムCCDの諧調表現の素晴らしさです。小型(1/1.6インチ)なのに、時には大き目のCMOS(E-420フォーサーズ,家族が使ってます)に引けをとらないか(露出が最適だった場合、特に)それ以上の諧調表現をするときもあります。コスト(値段)の安さや速写(&動画)機能重視でCMOSが主流になって来ている感もありますが、画質のためにはCCD(特にハニカムCCD)も引き続き残って欲しいなと思っています。(もちろん、技術の更なる向上でCMOSの性能アップもあるかもしれません)


先日、シグマから、一般的なCCDやCMOSではなく、フォビオン素子(3色層CMOS)を搭載しているコンパクトデジカメ「DP1」の姉妹機「DP2」が正式発表になりました。フォビオン素子によって、等倍画像でも色まで解像できているので、とてもキレのある画質に感じます。春頃(寒い地域で桜に間に合うぐらい)発売の予定らしいです。

シグマDP2公式ページ サンプル写真
http://www.sigma-dp.com/DP2/sample-photo/

CCDよりもノイズの制御が難しいCMOSで、しかも3層式なので、ダイナミックレンジ(白飛び・黒潰れのしにくさ、豊かな諧調表現に関係します)はAPS-Cサイズとしては、それほど大きくはないようですが、レンズのかなりの隅まで流れなくシャキっと綺麗に写っているのを見ると、普通のコンパクト機との違いを感じます。

値段が高そう(DP1発売当初と同じぐらいなら10万円前後?RAWでの運用も考えるとLightroom(Adobeの現像ソフト。約3万円)も欲しい)なのと、最短撮影距離が28cmなのは虫や花好きの自分としては不安なところではありますが、画角(41mm)も使いやすそうで、かなり魅力的です。

DP1と比べて動作速度も改善されているらしく、レンズキャップもLC1(リコーGX200用の自動開閉キャップ)が改造で使えそうで、この「少し大きめサイズのコンパクトデジカメ」としては使い勝手も何とかなりそうです。競合するマイクロフォーサーズのコンパクト機(オリンパスが今夏発売予定)も楽しみですが、レンズキャップの問題(取り外しの手間)がありそうなので、その点で有利(リコー用LC1が使えれば)と思います。

                                                                                                      2009.3.16更新
 



FinePix F50fd (ISO100) 35mm F5.0
WB:日陰

『日が暮れて発光開始』

写真をクリックすると大きな写真(300万画素。1200万画素から縮小して、ごく軽いシャープネスだけ掛けたもの)を表示します。

等倍画像(1200万画素)はこちら※このサイズは鑑賞には向きません。このぐらいゆるい等倍画像が、正常な「色の解像されていない、本来のデジカメ等倍画像」です。

F50fdは、等倍画像に過剰なノイズ除去処理とシャープネス処理がされていないため、縮小したときにベストな『鑑賞高画質』に調整されている感じがします。

是非、写真をクリックして、300万画素サイズ(バイリニア法で1/4縮小+仕上げのためにごく軽いシャープネス処理)の写真を見てください。4個の画素から1個の画素を作り出す(バイリニア法)ことで、単色CCD(通常のデジカメに搭載されているCCD。1画素では色の解像ができません)の弱点がほぼ解消されて、色まで解像された写真です。自分は、通常のデジタルカメラの写真をじっくりと鑑賞して楽しむ場合、このサイズ(1/4縮小)以下のサイズで鑑賞するのが「画質面ではベスト」と考えています。

それは、等倍画像で色まで解像出来ている「フォビオン素子」搭載のデジカメ(DP1など)と、普通のCCDデジカメ(一眼の最高級クラスも含む)の等倍画像と、その普通のデジカメの1/4縮小画像、の3つを見比べてもらうと、一目瞭然かと思います。

デジカメWatch シグマDP1(フォビオン搭載)
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/review/2008/03/01/8039.html フォビオン素子で色まで解像されているため、等倍で見ても自然でキレのある写真です。

デジカメWatch ニコンD700(単色のCMOS搭載。ニコンのプロ用ハイエンド高級機)
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/review/2008/07/03/8782.html 等倍画像がF50fdのようにゆるめなのがわかると思います。実使用時の大きさに縮小すると高画質になります。

「等倍画像に物申す!」
デジタルカメラの等倍画像が綺麗ではない理由
                                        

皆さんは、自分で撮ったデジカメの写真を、どのように楽しんでいますか?

付属などのビューアーソフトで「液晶ディスプレイに合わせた縮小表示」や「スライドショー」、「L判〜A4印刷」を楽しむ場合、「縮小したときに高画質なデジカメ」を使うことが、ベストな高画質体感(高画質だと実際に感じられる気持ち)を得られる選択になります。

反して、「等倍画像のシャープネス処理やノイズ除去処理が強すぎるデジカメ」を使った場合は、等倍でチェックしたときの高画質記憶(等倍で比較して、等倍がゆるい機種よりもシャープで綺麗だいう記憶)に頼った脳内補間高画質での鑑賞と言えるかもしれません。実際には、縮小したときに、遠近感の表現が破綻しています。


と、少し大げさに書きすぎましたか・・・。
写真は、撮っている人の気持ちや腕や運が一番大切で、それが揃った場合は画質なんて抜きに、感動できるものだと思います。

ただ、最近の1200万画素以上もの大きな画像サイズになって来て、その大きなサイズを「等倍画像でシャープに見えるような調整をしてしまった」場合に、縮小時の遠近感の破綻はかなり大きいように感じています。シャープさをそぐためにバイリニア法で縮小しても、まだまだたくさんの輪郭強調が残りすぎていて、それでいてバイリニア法の影響で「部分的には緩くなり過ぎる箇所」もあって、どうにもなりません。ひとつひとつの(輪郭強調された)被写体がそれぞれで浮き出てしまっていて、1枚の写真の世界に馴染んでいない状態になってしまっています。

例えば、建物を撮ったときに「屋根の部分だけやけに出っ張って(迫って)来る感じ」や「看板の文字だけ見た目と違いすぎるほど不自然にクッキリすぎる」、スープやクリーム状の中におかずやフルーツが入った料理で「おかずやフルーツが液体に馴染まずに料理サンプルのようになってしまう感じ」、人を撮ったときに「顔の輪郭や眉毛、唇が浮き出てしまっている感じ」等になってしまっています。その辺に気がつかずに意識していなかったとしても、写真を撮る楽しさ、次も撮影に行こうという気持ちは、破綻していない画質(シャープネス処理やノイズ除去処理が弱め)で鑑賞したほうが強く得られるのではないかという気がします。

「コンパクトデジカメだから雑誌レビューに使われる等倍画像を最も綺麗に見えるようにしておけばいい」という方針なのかどうかは定かではないですが、一般の方が多く使うコンパクトデジカメだからこそ、元々色の解像されていない等倍画像なぞにこだわることなく、「実際によく使うサイズで高画質になるように調整」すべきだと考えます。そうしないと、たとえ等倍画像調整が1回うわべで受けたとしても、次やその次にはつながらない(長続きしない)と思います。

シャープネス処理が強すぎた場合の副作用について
シャープネス処理が強すぎると、遠近感の表現が破綻する。

                                                                                                      2009.3.1更新
 



(左)FinePix F50fd (ISO100) 35mm F2.8
WB:日陰   (右)左と同じ写真(等倍画像)に「F100fd,F200EXR風味」のノイズ除去処理とシャープネス処理を施したもの

『コンビニデザート』

写真をクリックすると大きな写真(300万画素。1200万画素から縮小して、ごく軽いシャープネスだけ掛けたもの)を表示します。

左の写真(F50fd)の等倍画像 ※縦に回転させて再保存していますので元より若干JPEGノイズは載っています。
右の写真(F50fdで撮ってF200EXR風味に)の等倍画像 ※Neat Image(ノイズ除去ソフト)でノイズを除去した後に、強めのシャープネス処理を掛けて、再保存したものです。

3Mサイズや等倍サイズを見比べた場合、「画像」としては、右のほうが小奇麗なので、例えばメーカーの画質テスト(アンケート)などでも「右が良い」と選ぶ人も多いかもしれません。
でも昨日、実際にこの苺サンドを見て食してきた自分に言わせると、右はありえません。それが「写真」ということだと思います。

例えば画質テストでも、現実の被写体自体も一緒に見比べる必要があります。それが「誤っていない画質テスト」です。
各メーカーの画質テスト(アンケート)は、写真だけを会議室で見比べてしまうことで、一見シャープで小奇麗に見える画像へと向かい、「写真」から離れていってしまっているのではないかという気もします。

実際によく使うサイズである、上の縮小写真(2Lぐらいに印刷したイメージに近い)で、どちらが自然に見えますか?
面倒がってぱっと決めてしまわずに、普通に写真を楽しんで鑑賞するときのように10〜20秒以上ずつぐらいは長く眺めてみてください。

正直、被写体(苺サンド)を実際に見ていない方には「わからない」という方もいるかもしれません。それはそれで正解だと思います。
左のほうが自然だと感じた方は、シャープネス処理が弱めのデジカメ(フジならF50fdやZ250fd)か、シャープネス処理を弱に設定できるデジカメを使うべきと思います。

言葉で説明できるポイントとしては・・・
・苺の質感(果肉のしわの細やかさ)の違い。
・写真右下のほうにある原材料表示(ここではクッキリしすぎないほうが自然。立体感も損なわれない)。
・写真左下のほうにある指の指紋の違い。(自分の指ですが指紋はちゃんとあります(^^;) ※これはノイズ除去処理に関するポイントですが、ノイズ除去処理が強いと、シャープネス処理も強くせざるを得ません。

※上記の右の写真は「F200EXR風味」であって「F200EXR」で撮るときっちり同じに映るわけではありません。あくまでも画像処理の傾向です。

「FinePix F200EXR」公式ページの画像サンプル
http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixf200exr/portfolio.html

等倍よりも、サムネイル画像(小さい画像)を見るほうが、実際に使うときの画質の判断になると思います。
真ん中辺りの「オレンジ色の服の女性」のサムネイル画像等で、特にシャープネス処理が強すぎる傾向が見て取れると思います。このサムネイルに違和感を感じない方は、諧調表現が豊かで本当に素晴らしい画質のデジカメとなるかもしれません。
L判印刷もしてみましたが、他の人物サンプルを含めて、自分的には、あごのラインや眉毛の主張、唇の硬いテカりが気になります。
一番下の、苺とクリームの洋菓子も、実物を見ていないので断言はできませんが、ノイズ除去処理とシャープネス処理の弊害が大きく出てしまっているように思います。
6Mモードでも同じ傾向のようで、3Mモードにするとひょっとして少しシャープネス処理が弱まっていないかという淡い期待はあります。
あと、フイルムシミュレーション機能の「ASTIA(ソフト)」に、めちゃめちゃ期待したのですが、コントラストは弱まってすごく自分の好みなのですが、残念ながらシャープネス処理は強めのままのようでした。

同じメーカーでも機種によって、現行機ですが、全く画質の傾向が異なることがあります。
「FinePix Z250fd」公式ページの画像サンプル
http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixz250fd/portfolio.html

CCDが小さいこともあって、諧調の豊かさは少し見劣りしますが、画質は各デジタル処理が弱めで、自然な感じがします。
等倍画像はあまり冴えませんが、実際に使うサイズに縮小すると高画質です。緑の女性のサンプルをL判に印刷してみたところ、色は薄めでしたが自然な感じに仕上がりました。
個人的には、こちらの傾向を応援したいです。どうしてもA3印刷や等倍トリミング利用が必要で、シャープにしたい場合は、後からでも存分に処理できます。(もし自分でできなくても、お店の人やプリンタも自動で最適化してくれます)


ITmedia 手ブレ補正・顔認識付きの優秀ポートレートデジカメ――「FinePix F50fd」
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0708/20/news015_4.html

F50fdの公式サンプルから人物の画像は引き上げられてしまった(おそらく肖像権の契約期間終了)のでこちらのページを。
サムネイル画像に注目してみてください。 シャープネス処理が強すぎないというのはこう言うことだ、というのが感じられるかと思います。

欲を言えば、F50fdを使っていて、もう少しシャープネス弱めで撮りたいときも結構あります。その辺が設定可能になるだけで、より多くの人が使える、使いたいデジカメになるのではと思っています。最近のフジフイルムのコンパクトデジカメには、この設定が付いていません。その設定を付ける事によって発売予定日が1,2週間かそれ以上か少し伸びてしまうのかもしれませんが、対象ユーザーはそれ以上に増えるのではないでしょうか。

シャープネス設定が付いていた頃のフジのコンパクトデジカメは、玄人っぽい写真好きの方も多く使っていたように思います。そういう方々から、写真入門者の方へもフジのデジカメが薦められていた気がします。

                                                                                                     2009.2.22更新
 



トップページが重たくなったため
これより前の記事は別ページに分けました。


F50fdで撮った花や動物・昆虫、風景の写真などの「過去の記事」はこちらです!!

F50fdで撮った花や動物・昆虫、川越の写真などの「過去の記事」はこちらです!!

F50fdで撮った花や動物、その他F700や6900Z,40iなどの「過去の記事」はこちらです!!


2008.9.2 2009.6.1 2010.3.26…ページを分けました。
 

 

「FinePix F50fd」で撮影した写真がだいぶ貯まったので、個展としてまとめてみました。
よかったらご覧になってください。

『でじかめ温泉』個展(2008.7.6)へ

展示した写真は、縮小して軽いシャープネスだけ掛けたものです。
写りが良いと(好みだと)、撮る枚数もそれにつれて多くなっている気がします。
この写りなのにいつでも持ち歩ける。良いカメラに出会えました。


サイトトップページ(ouma.jp)へ
 

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『でじかめ温泉』の写真は、撮影者に著作権があります。
Copyright(C)2000-2010 Kitao Nakamura.