DP2 (ISO100) 41mm F3.2 RAW撮影&カスタム現像(SILKYPIX)
『三色もみじ』
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今年は、気候のせいか色付く前に葉が落ちてしまっている木が多い気がします。
そんな中で、このもみじは綺麗に咲いていました。
市川ソフトラボラトリーから、DP2(&DP1,DP1s,SD14)に対応した現像ソフト「SILKYPIX Developer
Studio(Pro版/v4.0版)」が公開されました。
http://www.isl.co.jp/SILKYPIX/japanese/(30日間は無料で試用できます)
もう少し値段が安ければ嬉しいのですが、現像好きな方にとってはかなりの面白ソフトだと思います。(Pro版が2万6000円,v4.0版が1万6000円。Pro版購入しました)
先月公開されたテスト版から進歩していて、シャープネスを少し強めに掛けてもあまり太い線が目立たなくなりました。シャープさ自体も上がったようです。
テスト版と現像パラメータの互換性が無い部分がある(シャープネスやノイズ処理の掛かり具合がだいぶ違う)ので、テスト版で現像したものは、もう一度調整し直す必要がありました。
(下の写真2枚も、製品版で現像し直して差し替えました)
DP2に搭載されているセンサー「フォビオン(3層式CMOS)」は、通常のCCDと比べると、薄暗いところでの撮影は得意ではありません(※「電飾や街の夜景」は薄暗くないので得意だと思います)。それは暗部にノイズが載りやすいCMOSであることと、3層式の一番奥の層にある赤が受け取れる光が通常のCCDより少なめだからだと考えられます。
ですので、薄暗いところでは色の情報が淡くなります。ただ、これは人間の肉眼も同様で、日が落ちてきたり日中でも影になっているところは派手な色を感じません。
ノイズに強いCCDを搭載したデジカメは、日陰の花などを撮影すると、肉眼で見たよりも派手で綺麗に撮ることができます。その辺りはCCDを使ったデジカメの長所だと思います。
製造コストが段違いなのでCMOSのデジカメが増えてきましたが、裏面照射にしても、暗部の再現はやはりCCDのほうに分があるように感じます。
それでもDP2は大きさが大きいCMOSを搭載しているので、苦手な部分でもなかなかの表現はしてくれるようです。
上のもみじの写真も、彩度を上げるとベタっとした感じになってしまいますが、見た目に近いこのぐらいの彩度であれば問題なく、3層式らしい切れ味で表現してくれました。
2009.11.30更新
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