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『でじかめ温泉』
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「ノイズ除去処理」が強すぎた場合の副作用について


今回、海外のデジカメサイト「imaging-resource」さんのサイトの写真を引用させてもらって、解説させていただきます。
http://www.imaging-resource.com/IMCOMP/COMPS01.HTM

それではまず、下の2つの写真をご覧になってください。撮影日時は違いますが、同じ光の条件にて撮影されている「画質テスト用写真」です。
「FinePix F50fd」で撮影された写真(ISO100) 「imaging-resource」のホームページ
「FinePix F100fd」で撮影された写真(ISO100) 「imaging-resource」のホームページ

注目ポイントは、左上のほうにある「木の葉模様の赤い布」です。F50fdは、問題なく解像できていて質感も感じられます。
一方の100fdでは、赤い絵の具を薄く伸ばしたような不自然な描写(凹凸がなくツルツルになる)になってしまっています。これが「強すぎるノイズ除去処理の副作用」です。

レンズ解像度の差(F50fdのほうが35-105mmで無理していないので解像度が高くて当然)もありますが、F100fdでも「木の葉模様の赤い布」以外の近辺の布に関しては、それなりに解像していますので、これがレンズの問題ではなく画像処理の問題であることがわかります。

おそらく、F100fdは「暗めの渋い赤」をノイズと間違えて塗りつぶしてしまったのでしょう。

F50fdは、ISO100でも等倍で見ると暗部にはノイズが載ります。ただし、画像を縮小することでほぼ消失するレベルなので、実使用(PC画面一杯での鑑賞やA4印刷、3Mサイズ等)で問題になることはありません。ディテールもコンパクトデジカメとは思えないほど残っています。

F100fdでは、それをISO100の段階から強すぎる塗りつぶしをしてしまっています。
ノイズは必要ならば後からレタッチ処理で消すことが可能ですが、塗りつぶしで失ったディテールは何をしても帰ってきません

                                                                               2008.7.14更新

 
シャープネス処理が強すぎた場合の副作用について
シャープネス処理が強すぎると、遠近感の表現が破綻する。

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