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2010年 日本ダービー(G1) 回顧

スピリット作者の言いたい放題「日本ダービー(G1)」

こんにちは。乱筆・乱文で失礼するかもしれませんが、特に「競馬レースの面白さ」に関わる事に関して、気づいた点や感動した点などを書いていけたらいいなと思っています。

先週は、競馬の祭典「日本ダービー(東京優駿)」が行われました。

スタートで1番人気のペルーサが出遅れる中、競りかけるような積極的な馬はおらず、終始隊列が固まったままの「超スローペース」で、直線までレースが運びました。

直線に入るまでに、ほとんどの馬が体力を消耗せずに、ヨーイドン!の実質「直線500mだけ」の日本ダービーとなりました。

勝ったエイシンフラッシュの上がりタイムは32.7秒。直線だけの競馬とはいえ、坂のある東京では、よほど強い馬でないと出せない時計です。皐月賞は、仕上がり途上の状態での3着だったので、本来の力を出した結果だと思います。大きく雄大なフットワークで、内田騎手と共に今後も競馬界を引っ張る存在になりそうです。

皐月賞にも、万全な状態で出ていてくれていれば、こんな不人気(7番人気)にはならなかったはずで、競馬を盛り上げるということを考えると、その点では残念です。こういうレースの出走の仕方だと、ファンから愛される「名馬」にはなりにくくなってしまいます。

そして今回、瞬発力でなく底力で勝負するタイプの馬には、つらい流れとなりました。ヴィクトワールピサとローズキングダムはもちろん、ルーラーシップ,ペルーサ,ヒルノダムールの3頭も、今後普通に上がりが34,35秒の見応えのあるレースになってくれれば、巻き返してくれるのではないでしょうか。


必ずしも、「ペースが速く、上がりの掛かるレース」が名勝負になるとは限りませんが、やっぱり「全馬が全てを出し切ったレース」に、我々競馬ファンは大きな感動を覚えます。

競馬は、一番強い馬が毎回勝つわけではありません。展開次第で、2番手,3番手、それ以下の能力の馬にも十分優勝のチャンスがあります。ただ、そのチャンスを生かすには、積極的に「引き離して逃げたり先行」したりする必要があります。

一昔前の競馬は、騎手が萎縮していなくて、もっと積極(奔放)的に、自分の馬が「勝つ」ための競馬をもっとたくさんしていたような気がします。最近は、騎手が積極的に動いて着順が悪いと、すぐ馬主や調教師に怒られて乗り替わりになってしまう風潮があるようで、それも大変なのかもしれません。

もし、これを馬主さんや調教師さんが読んでくれたなら、是非、積極的に勝ちに行く騎手のほうに肩入れして欲しく思います。そのことが、より感動するレースを多く生み、プロフェッショナルスポーツとしての「競馬」の発展につながってくれるのではないでしょうか。

                    ※ジョッキーの敬称は略させていただいています。 記2010.6.5:Kitao Nakamura 


スピリット「分析くん」による分析結果 スピリットver1.31」による分析画面です。




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